大人気コミックの名場面、名セリフを再現!三浦春馬が演じる最強の爽やかキャラ

「君に届け」
「君に届け」

椎名軽穂原作の大人気コミックを『おと・な・り』(2009年)などの熊澤尚人監督が実写映画化した『君に届け』(2010年)。多部未華子と共にW主演を務めた三浦春馬が、「彼氏にしたいキャラ」のランキングなどで度々ランクインするほど今でもファンの多い人気キャラクター"風早くん"を見事なハマり役として演じ、爽やかな青春模様にキュンキュンする映画として完成している。

原作は、2006年から2017年まで10年以上にわたって連載され、2008年には第32回講談社漫画賞少女部門を受賞。アニメ化も実現した超人気コミックだ。黒沼爽子(多部)が風早翔太(風早)と出会い、初めての恋や友情を知っていく姿を描く。

風早は、明るく爽やかで、誰にでも分け隔てなく接するクラスの人気者。男女問わず慕われ、彼が現れるとパッと明るい光が差したかのような雰囲気を持っている。一方の爽子は、見た目の暗さから"貞子"と呼ばれ、「貞子と目があったら不幸が訪れる」とまで言われてしまう女の子。

実は爽子はとても純粋でひたむきなだけで、いつも人の気持ちばかり思いやっている優しい女の子なのだが、どうしても周囲には誤解されがち。風早は彼女の影の努力や真の姿を知り、次第に爽子に引かれていく。本当の自分を分かってくれて、そのままを好きになってくれる存在...爽子だけでなく、全読者にとっての王子様のような男子で、"永遠の憧れ"として不動の人気を誇っているキャラクターだ。

爽子(多部未華子)と風早(三浦春馬)、ピュアな者同士の恋愛を描く「君に届け」
爽子(多部未華子)と風早(三浦春馬)、ピュアな者同士の恋愛を描く「君に届け」

(C)2010映画「君に届け」製作委員会 (C)椎名軽穂/集英社

実写版では、ひだまりのような笑顔を持つ三浦が、誰からも慕われる風早を説得力と共に演じている。『映画 太陽の子』(2021年)の舞台挨拶では、三浦と共演した有村架純が「春馬さんが行くところはどこでも、みんなが気持ちよく場が流れていく」とコメントする一幕があった。そんな彼の春風のようなオーラが、風早役にピタりとハマっているように感じる。

それは名セリフや名シーンの再現でも明らかだ。みんなが"貞子"と呼ぶのに対して、風早は「爽子でしょ?」と初めて彼女の名前をきちんと呼んでくれる。風早の声色までが温かく、その瞬間に感じた爽子のときめきがリアルに伝わってくる。また、親友の龍が爽子と話しているのを目撃して、衝動的に爽子の手を取って奪い去る場面は、「ごめん、我慢できなかった」と嫉妬する風早の表情にドキドキするシーン。優しさや爽やかさだけでなく、三浦が風早の戸惑いも繊細に表現しており、目が離せない。

もちろん、爽子という難役を演じきった多部の役者力も見どころだ。緊張すると怖い顔になってしまい、「自分と一緒にいるとみんなに迷惑がかかる」といじらしい思いを抱えたヒロインをかわいらしく、存在感たっぷりに演じている。

ほかにも爽子を支える親友の矢野あやね役を夏菜、吉田千鶴役を蓮佛美沙子が好演。風早に恋する胡桃沢梅役を桐谷美玲が演じるなど、ブレイク寸前の彼女たちの瑞々しい演技が見られるのもうれしい。爽子と風早というピュアな者同士の恋愛と共に、熱い友情も堪能できる青春映画の傑作と言えるだろう。

文=成田おり枝

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放送情報

君に届け
放送日時:2021年11月14日(日)16:30~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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