(C)野田サトル/集英社 (C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
山崎が演じる杉元は、無数の傷を負いながらも日露戦争を生き抜いたことから"不死身の杉元"という異名をつけられた男。冒頭で描かれる激戦地・二百三高地でのシーンでは、敵味方が入り乱れる中、雄叫びをあげながらロシア軍の塹壕に飛び込み、鬼神のごとく戦う杉元を、山崎が卓越した運動神経でダイナミックに体現。「俺は不死身の杉元だ!」と叫ぶ際に披露する血走った目や、溢れ出る気迫は、観る者すべてに杉元というキャラクターのタフさを鮮やかに刻みつけた。
(C)野田サトル/集英社 (C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
そんな杉元が、冬の北海道の山中で出会うアイヌの少女がアシ(リ)パだ。アイヌ民族が口伝で継承している自然とともに生きるための知恵を駆使して、杉元の命を救ったアシ(リ)パ。そんな彼女を演じる山田は、素朴で純粋、そして神秘的なアシ(リ)パのビジュアルを完璧に表現。特に、山田の声によって、アシ(リ)パの聡明さや年齢以上の落ち着きが強調されているのが魅力的だ。









