朝ドラ&大河でも注目を浴びた白鳥玉季の出発点!現在の活躍を予感させる堂々たる映画デビュー作「永い言い訳」

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「永い言い訳」
「永い言い訳」

(C)2016「永い言い訳」製作委員会

幸夫が面倒を見ることになった子どもの一人で、保育園に通う灯(あかり)を演じているのが白鳥だ。初顔合わせでアレルギー症状を起こしてぐったりとしたまま陽一に運ばれていく様も、兄・真平と喧嘩をして不貞腐れる表情も真に迫る。

料理を作る手伝いをしたり、坂道を登る自転車の後ろから応援したり、迎えにきた幸夫に飛びついたり...。予測できない行動で幸夫や兄を困らせることもあるが、無邪気な声や笑顔、言動のすべてが愛らしい。それでいて、子どもを育てたことがない幸夫のぎこちないコミュニケーションにも、しっかり受け答えをする大人びた姿も見せる。

幼いながらにも思うところがあるのだろう、心情を物語るようなつぶらな瞳に引き込まれる。ただの子どもではない灯というキャラクターを、白鳥が多面的に表現する。

「永い言い訳」
「永い言い訳」

(C)2016「永い言い訳」製作委員会

本作以降も、李相日監督作「流浪の月」(2022年)では約800名の中からオーディションで勝ち取った難役を好演、映画「正欲」(2023年)やドラマ「0.5の男」(2023年)など話題作への出演が続いた。また、昨年11⽉に公開された「金髪」では⾦髪デモの発起人という重要なキャラクターを演じ、その姿も話題を呼んだばかり。

これからの活躍にますます期待が高まる白鳥。役者としての出発点とも言える映画デビュー作「永い言い訳」で見せた、堂々たる演技に刮目してほしい。

文=中川菜都美

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