原菜乃華の絶妙なバランスのホラー演技!京本大我(SixTONES)ら共演陣も個性と躍動感を注ぎ込んだ映画「見える子ちゃん」
俳優
子役からキャリアをスタートさせた原菜乃華が大躍進中だ。新海誠監督作「すずめの戸締まり」(2022年)では声優としてヒロインの成長を演じきり、大河ドラマ「どうする家康」(2023年)では、初の時代劇にトライ。連続テレビ小説「あんぱん」(2025年)ではヒロインの妹役としてひたむきな表情を見せるなど、話題作への出演を重ねながら数々の映画やドラマで天性の求心力を振るっている。
そんな原がメジャー映画初単独主演を果たしたのが、2月8日(日)にWOWOWシネマで放送される青春ホラーコメディ「見える子ちゃん」(2025年)だ。
(C)2025「見える子ちゃん」製作委員会
SNSで発表された第1話が話題を呼び、13言語で翻訳出版されるなど世界中で愛されている「WebComicアパンダ」で連載中のホラーコメディ漫画が原作。「忍びの国」(2017年)や「残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-」(2016年)を手がけた中村義洋監督が映画化した。
主人公となるのは、ある日突然、霊が"見える"ようになった高校生・みこ(原)。ヤバすぎる霊たちに囲まれたみこが選んだ生き残りの術は、まさかの「見えていないフリ」。親友のハナ(久間田琳加)に霊が憑いても、同級生のユリア(なえなの)に見えることがバレそうになっても、ひたすら全力スルー。
(C)2025「見える子ちゃん」製作委員会
(C)2025「見える子ちゃん」製作委員会
しかし、産休に入る担任(堀田茜)の代理として遠野先生(京本大我)が赴任してから、何やら異様な霊が憑いている遠野の影響か、ハナの様子に異変が生じ、ついには倒れてしまう。ハナを助けるため、みこは「無視できない」恐怖に立ち向かっていく。
高校生として普通の日常を送っていたみこがある日突然、教室や通学路など、あらゆるところで霊の姿を見つけてしまう。霊はしっかりと恐ろしいビジュアルで描かれ、見ているこちらも震えるような状況だ。
しかし、原がみこの驚きと戸惑いをクスリと笑えるような絶妙なバランスで表現し、ホラーコメディという難しいジャンルを見事に成立させており、開始数分から大いにワクワクとさせられる。
(C)2025「見える子ちゃん」製作委員会
「見えていないフリ」でやり過ごそうとしていたみこだが、親友のために立ち上がり、恐怖に巻き込まれながらも次第に行動力を発揮して、自らの意志を口にできるまでに成長していく。キラリと目に力が宿っていく様子を表現する原が、とても美しい。
「すずめの戸締まり」の鈴芽、「どうする家康」の千姫、「あんぱん」のメイコなど、原には健気な役柄がよく似合う。透明感と一本芯の通った力強さを同居させる俳優力を持った彼女が、本作でも見る者にとって応援したくなるようなキャラクターを作り上げている。









