高石あかりの憑依型の演技がまたもや炸裂!「ベイビーわるきゅーれ」スタッフが再集結した映画単独初主演作「ゴーストキラー」
俳優
(C)2024「ゴーストキラー」製作委員会
帰宅途中で転び、たまたま目に入った薬莢を拾ったことがふみかと工藤の出会いのきっかけだった。親友・マホ(東野絢香)とアパートの部屋に入ると、そこにはマホには見えない男が立っており、ふみかは絶叫。おまけにその男が自分に乗り移ってきて、パニック状態に陥る。
同作の面白さのひとつは、ヒロインのふみかが正義感のある、気が強い女の子であること。DV彼氏と付き合っているマホを見ていられず、工藤と協力してマホの彼氏に反撃したり、自身に災難が降りかかった時には「危険だ」という忠告も聞かずに、ゴーストの工藤を伴い、店に乗り込んでいく。当初は「除霊!除霊!」と騒いでいたふみかだが、いつしか恩義を感じ、「自分を成仏させてほしい」という工藤の願いのために身体を張ることになる。工藤が乗り移った瞬間に頭を上げ、目をカッと見開き、バトルが終わると床に突っ伏して「怖かった」と泣きじゃくる...。"憑依型"と形容される高石の演技は、後半に向かうにつれて炸裂。敵の手口の汚さにブチ切れて、「うっせえ!」「ボケ!」と工藤や影原も驚く根性入りまくりのタフなキャラに進化していくさまやアクションもかっこよく、高石の熱演から目が離せない。
■黒羽と高石のやりとりの振り幅も見応えあり!
ふみかは工藤の頼みで、彼が生前から信頼していた同じ組織の後輩・影原に電話をかける。「工藤は死んだはず...」と疑心暗鬼ながらもふみかのもとにやってきた影原と対面することになる。無表情でつっけんどん、ふみかを小馬鹿にしている影原を演じた黒羽は、次第に仮面が剥がれていくような、グラデーションのある演技で魅了。2人はたびたび言い合いになるのだが、ふみかの出した大胆すぎる提案に驚き、その圧に負けて頷く場面では笑いを誘い、三元とのバトルシーンではシャープな動きを見せる。
(C)2024「ゴーストキラー」製作委員会
最新技術も駆使した迫力のアクションシーンも見どころ。2つの人格をスピーディーに行き来する高石の小気味いい芝居が肝になる同作の爽快感を、ぜひ味わってほしい。
文=山本弘子









