佐藤健が"観客の心を救う演技"で白血球(好中球)を体現...ビジュアルと魂を完璧に体現した映画「はたらく細胞」
俳優
©清水茜/講談社 ©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 ©2024 映画「はたらく細胞」製作委員会
何より観客を魅了したのが、「るろうに剣心」や「亜人」でもタッグを組んだアクション監督・大内貴仁氏と作り上げたアクロバティックなアクションシーンだろう。「カッコいい」や「スゴい」といった単純な言葉には収まらない、身体の仕組みを巧みに活かした躍動感あふれるバトルは、人々の心に深く残り続ける。キャラクターの個性を120%引き出した佐藤の演技が、本作のエンターテインメント性を高い次元へと引き上げているのだ。
そんな「はたらく細胞」で躍動する白血球(好中球)を見ていると、佐藤健は「観客の心を救う俳優でもある」と気づく。
二次元の実写化はファンからの「期待」も「不安」も大きいものだ。だが、彼はいつもその高いハードルをひょいと飛び越えてみせる。
映画「るろうに剣心」シリーズで見せた圧倒的なアクション、ドラマ「恋はつづくよどこまでも」でのドSな医師役など、ビジュアルのみならず、キャラクターの魂までを完璧に体現する。単なる形真似ではなく、原作へのリスペクトを持ちながら生身のリアリティを吹き込むからこそ、観客は一瞬で世界観に引き込まれてしまう。そして思うのだ。「佐藤健でよかった」と。
©清水茜/講談社 ©原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 ©2024 映画「はたらく細胞」製作委員会
「はたらく細胞」でも、外部からのウイルスや細菌などの異物から体内を守ろうとする白血球の強い想いを見事に表現。圧倒的な説得力とクールさはもちろん、可愛げやコミカルさも兼ね備えているのが最高にズルい。「佐藤健が演じる意味」をしっかりと感じるのだ。
本作を見る際は、そんな圧倒的な表現力にも注目してほしい。そこで思うだろう。「まるで漫画の世界から飛び出してきたかのよう」と。
文=浜瀬将樹



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