笑顔が可愛く誰にでも優しい性格ながら、女性からは全くモテない独身ダメ男・春田創一(田中圭)と、彼に秘めた想いを寄せていた上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)、そして本社からやって来たドSで家庭的なイケメン後輩・牧凌太(林遣都)。彼らのピュアな三角関係を描いたTVドラマ「おっさんずラブ」は、2018年の放送時にTwitterの世界トレンド1位を獲得するなどの大ブームを巻き起こした。
その続編となる『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』が、8月23日(金)より全国ロードショーされることを記念して、一般向け完成披露試写会をはじめ、さまざまなイベントを行う「おっさんずフェス」が、8月13日に東京・港区の六本木ヒルズアリーナを中心に開催された。
今回は、メインキャストが勢揃いした「プレミアムトークイベント」と連続ドラマ版に引き続き、映画版でも主題歌を担当するスキマスイッチよるミニライブ「スキマスイッチLIVEイベント」の模様をレポートする。
開幕の合図として、ステージ上のスクリーンに特別映像が映し出された瞬間、客席から歓喜の悲鳴が上がる。ドラマの名場面を振り返る約90秒の映像によって、すっかり「おっさんずラブ」ワールドへ引き込まれる準備が整った会場に、伊藤修子&児嶋一哉、大塚寧々&金子大地、眞島秀和&内田理央、沢村一樹&志尊淳、吉田鋼太郎&林遣都、田中圭といった浴衣姿の劇場版のメインキャスト陣が人力車で入場。ファン達からの歓声に応えながらステージへと上がった彼らに、瑠東東一郎監督が加わって「プレミアムトークイベント」はスタートした。
最初に、主人公を演じる田中の「皆さん!1年2ヵ月ぶりということで『ただいま』です」という第一声に、会場のあちこちから「おかえりー!」という声と共に「かわいい」と悶絶する女性ファンが続出。「なんとか映画も無事に完成して、よりパワーアップして皆さんのところに帰ってくることができました。今日は短い時間ですけれども、僕ら全員浴衣を着て、お祭り気分で出てきているので、皆さんも最後までお祭り気分で楽しんでいただければと思います!」と挨拶。
続いて、吉田は「ネットやいろいろ誌面を通して、たくさん応援してくださっているというのは知っていました。でも、その応援してくださっている方を今、目の前で見られて、本当に嬉しいです。こんにちは、そしてありがとう!」と、さわやかな笑顔を振りまいた。
林は、会場のあまりの暑さに対し「ちょっと今日は、かっこいい浴衣を着て、牧として凛と終始佇んでいたいなと思っていたんですけども、汗が止まらなくてですね、もうやめます!」と宣言し、会場の笑いを誘った後、「一緒に今日という日を楽しんでいただけたらと思います」と力強く挨拶した。
映画版からの登場となる天空不動産本社のプロジェクトチーム「Genius7」のリーダー・狸穴迅を演じる沢村一樹は「僕と志尊君は映画から参加させていただいたんですけど、こうやって映画になって、そして実際にそれを応援して支えて来てくれた人達と直に会うことができて、(映画を)もう一回撮り直したいっていうくらい...」と感動を口にした。
陽気な新入社員・山田ジャスティスを演じる志尊淳は「ドラマ版は自分も観させていただいていたので、参加できた喜びと、少し、映画から入るということで不安もあったんですけども、こうやって皆様の熱を直接感じることができて、すごくうれしい気持ちでいっぱいです。皆様に受け入れていただけるようなジャスティスを作れるように力を尽くしましたので、楽しみにしてください」と語った。