屈強な男たちの生きざまを
本気のアクションで魅せる!
人気漫画「バウンサー」を平埜生成(ひらのきなり)&超新星ユナクのW主演で実写化。平埜が演じるのは、キレやすい性格で職を転々としてきた獅子戸丈一郎。ユナクは夜の街の安全を守る用心棒集団"東京フィスト"の若きエリート・蜂野信也に扮する。平埜とユナクに自身の役や本作の魅力などについて語ってもらった。
―まず、お互いの第一印象は?
平埜「ユナクさんは顔に似合わず体がいかつくて、『でかいな』って印象でした。獅子戸役としては、ユナクさんに噛みついていかなきゃいけないのに、やばいなと思って(笑)」
ユナク「僕は最初に会ったとき、平埜くんに言ったんです、『かっこいい!』って。かっこいいし、演技派と聞いていたから、すごく楽しみにしていました」
―第1話の冒頭の乱闘シーンなどアクション満載ですが、撮影秘話を教えてください。
平埜「その乱闘シーンは1対60人くらいで、撮影初日だったんです。その場で覚えて、すぐにやらなきゃいけない。カット数を少なく撮りたいというのもあって、追い込まれましたね。頭がショートして、身体が勝手に動くようになっていました」
ユナク「大変だったんだね」
平埜「相手の方に、ほぼ当たってるんです。殺陣師(たてし)の方も、撮影前に『たぶん当たるね。先に、みんなに謝っておくから(笑)』って言っていましたね(笑)」
ユナク「本番になると当たっちゃうよね。申し訳ないなと思うけど...」
平埜「しょうがないと思います。ユナクさんに顔を踏まれるシーンがありますけど、本番は本気でしたね(笑)」
ユナク「ごめんね...(笑)」
平埜「いえいえ、役に入りやすいです」
ユナク「やり直しになったら逆に申し訳ないから、本番では本気でいかなきゃいけないなと。でも、みんな、ケガなく無事に終わりたいね」
―自身の役をどのように解釈していますか?
平埜「撮影を重ねるごとに発見があって、役の解釈がどんどん変わっているんです。原作を読んで、獅子戸はボンクラでとんでもない不良だと思ってたけど、根は不良じゃないかも、とか。どんどん変わってきていて難しい。ドラマの獅子戸は25歳で、25年間、どんな人生を歩んできたかを想像して、そこだけはぶれさせないように気を付けています。そうじゃないと、役自体がぶれてしまいますから」
ユナク「蜂野は冷静で、とにかくクール。自分を隠すのがうまい人ですね。今回、初の日本人役なので、日本語を頑張っています。蜂野役がユナクでよかったと言われたい。『この人、韓国人なの⁉』と思われたらうれしいです」
平埜「すごいなぁ」
ユナク「プレッシャーはあるけど勉強になるから楽しいよ。視聴者のみなさんに違和感のないように、イントネーションを平埜くんや周りの人に聞いて、最初はメロディーみたいに覚えて、その後で感情を乗せています」
平埜「"違和感"って言えるのがすごい(笑)。ユナクさんは本当にすごいなって...尊敬の気持ちしかないです」
ユナク「平埜くんはビジュアルも完璧だよね。みんな、原作に近い役作りをしてるから、そこも楽しみにしてほしい」
平埜「あと、スタッフさんが映画畑の方が多いので、作品に対するこだわりをとても感じますね。ドラマと映画の間、新ジャンルの映像作品になったらいいな」
ユナク「うん、映像もきれいだから、1分1秒を大切に見てもらえたらと思います!」
PROFILE/
ひらの・きなり●'93年2月17日生まれ。東京都出身。劇団プレステージに所属。舞台、ドラマ、映画など出演作多数。
ゆなく●12月2日生まれ。韓国出身。超新星のリーダー。ミュージカル「RENT」(7月2日~)など俳優としても活躍中。
撮影●福本邦洋
※この記事はヨムミル!ONLINEの転載になります。
放送情報
BSスカパー!オリジナル連続ドラマ『バウンサー』
放送日時:2017年4月14日(金)21:00~
チャンネル名:BSスカパー!
番組説明:
スジが通らないとすぐにキレてしまい職を転々としてきた獅子戸がとあるきっかけから警備会社に入社し、エリート社員の蜂野と出会い、成長していく。毎週(金)放送。
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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