中村倫也が神主姿で恋する女性を応援!淡い恋を描いた幻の主演作

中村倫也(「想ひそめし」より)
中村倫也(「想ひそめし」より)

「連続テレビ小説『半分、青い。』」(NHK総合)や「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)などのヒット作に出演し、第5回Yahoo!検索大賞俳優部門にも選出されるなど2018年を契機に一気にブレイクを果たした中村倫也。甘いルックスに加え、カメレオン俳優とも称される変幻自在の演技で今もっとも旬な俳優に数えられる1人だ。

順風満帆に思える中村だが俳優デビューは2005年の映画『七人の弔』であり、長い下積み時代を経験していることは意外とも言える。しかし、デビュー後も、ドラマや映画、舞台に多数出演し着実にキャリアを積み重ねており、2014年には『ヒストリーボーイズ』で舞台初主演に抜擢。同作では第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞した。そして、2015年の「下町ロケット」(TBS系)で演じた浅木捷平役をきっかけに、いよいよ世間の注目度も上昇。今日のブレイクへとつなげている。

「想ひそめし」より

(C) メ~テレ

そんな彼が主演した作品、2015年に東海地方で放送された全3話のミニドラマ「想ひそめし」。百人一首に詠まれた想いを連想させる視聴者の恋愛体験談を基にした、当時を生きた人々にも通ずる切ない恋心を描いた短編ラブストーリーだ。

中村が演じるのは、恋に迷う人の前に現れるという神出鬼没の「想ひそめし神社」の神主役。平安装束に身を包み恋に悩む女性を導いていく中村だが、彼自身も叶わぬ恋の無念を抱えて果てたかつての歌人。禁断の恋の罪は死後1000年の時を経ても許されず、今なおこの世をさまよう自らの魂を成仏させるため、百人の恋を浄化させるべく奮闘する。

「想ひそめし」より

(C) メ~テレ

堂々とした演技も見所だが、本作で注目したいのは声。中でも女性の気持ちを百人一首で詠み当てるセリフは悶絶もの。中村ならではの甘い声色と優しい語り口調で詠みあげる和歌は、何度も繰り返し聴きたくなるファン必見のシーンに違いない。

放送エリアが限られていたこともあり、見逃してしまったファンも多い「想ひそめし」。再放送を望む熱い想いに応えて、9月29日(日)より衛星劇場でレギュラー放送がスタートする。中村倫也とともに辛い恋と向き合い懸命に前を向いて生きる3人の女性が紡ぐ物語を、初めて誰かを好きになった恋心を思い出しながら楽しみたい。

文=安藤康之

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放送情報

想ひそめし#1
放送日時:2019年9月29日(日)10:15~
※毎週(日)10:15~ほか
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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