中村倫也がパンチラに大興奮!過激なお色気学園マンガの主人公に

「凪のお暇」(TBS系)や「初めて恋をした日に読む話」(TBS系)など、近年、活躍著しい俳優・中村倫也は、その役の振り幅の広さから、しばしば「カメレオン俳優」と呼ばれている。「凪のお暇」で天性の人たらしゴンを演じ、多くの女性を魅了したかと思えば「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)ではモラハラ男を、「闇金ウシジマくん Season3」(TBS系)ではマインドコントロールで女性を転落させる危険な男を演じてみせるなど、変幻自在の活躍ぶりだ。

彼の俳優としてのキャリアは、ダンカンがメガホンをとった2005年公開の映画『七人の弔』から始まった。その後も舞台、CM、映画、ドラマなど150本以上の作品に出演してきたが、そのフィルモグラフィーを振り返ってみると、「その作品は見たけど...どこに出ていたの?」「あれが中村倫也だったの!」と、驚いてしまう人も多いのではないかと思う。

それは、それほどまでにその作品の中に溶け込んでいた証しだろう。そんな彼は、2018年放送の朝の連続テレビ小説「半分、青い。」に出演して大ブレイクし、一躍注目の的となった。そして今年も、ハリウッド映画『アラジン』の吹き替え声優、「凪のお暇」といった話題作に出演するなど、その人気を不動のものにしている。

(C)2015「やるっきゃ騎士」製作委員会

彼の幅広いキャリアの中でも、ひときわ異彩を放っているのが2015年に公開された映画『やるっきゃ騎士』の主人公・誠豪介である。原作は、1984年から月刊少年ジャンプで連載された、みやすのんきの人気コミック。過激なお色気シーンが語り草となっている同作を、「ペンギン夫婦の作りかた」「ラブクラフト・ガール」の平林克理監督が実写作品として作り上げた。

舞台は、美崎静香(遠藤新菜)が会長を務める自治クラブが男子生徒を支配する聖愛学園。"女尊男卑"を掲げる同校に、無類のエロ好きである誠豪介が転校してくる。女性支配体制の学園から男子生徒の権利を取り戻そうと、欲望のままに静香にぶつかってくる豪介。静香は、そんな豪介に反発しながらも、少しずつ意識するようになっていく。そんな2人の元に、凶悪エロ教師・嵐鉄美(アレクサンダー大塚)が、最強サイボークと化してやって来る。

『ラブクラフト・ガール』でも中村とタッグを組んだ平林監督は、中村を「素晴らしい表現力と驚愕の身体能力の持ち主」と評する。中村演じる誠豪介はポジティブな熱血漢で、いろんな女の子に目移りしてしまうも、ヒロインにはめっぽう弱く、彼女のピンチには全力を尽くして守ろうと奮闘する。まさに"お色気マンガの主人公の王道"とも言うべきキャラクターだ。

そんな役柄をテンション高く演じてみせた中村。表情豊かな表現力と、躍動感あふれる動きは「カメレオン俳優」の面目躍如だ。また、スタッフも『BORDER LINE』『愛の渦』などで知られるカメラマンの早坂伸をはじめ、一流どころが集結。本作のエンドクレジットが流れる際には、スカートめくりなどのお色気シーンのメイキング風景が一緒に映し出されるが、その様子は真剣そのもの。まさにスタッフ・キャストが一丸となって、この作品に真剣に向き合っていたことがよく分かる。

文=壬生智裕

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放送情報

やるっきゃ騎士
放送日時:2019年11月3日(日)3:15~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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