相手を想う愛情にあふれる！野村周平が見せた純愛に胸キュン

2010年にドラマ「新撰組 PEACE MAKER」(MBS系)で俳優デビューして以来、映画『ちはやふる』シリーズ(2016年、2018年)や『帝一の國』(2017年)、『ビブリア古書堂の事件手帖』(2018年)など話題作に出演し続ける俳優・野村周平。チャレンジ精神旺盛で、ロックスターを夢見るいじめられっ子を演じた『日々ロック』(2014年)や、新宿・歌舞伎町を舞台に、鉄砲玉になることを命じられたチンピラに扮した『純平、考え直せ』(2018年)など、コミカルな役から不良役まで幅広くこなす野村。愛嬌たっぷりの笑顔から、真剣な眼差しのクールな表情まで見事に使い分け、26歳にしてすでに演技派との呼び名も高い。

演技力に定評のある野村は、ラブストーリーももちろんお手の物。海辺のレストランを舞台に、パティシエのヒロイン(桐谷美玲)とイケメン3兄弟が恋模様を繰り広げるドラマ「好きな人がいること」(フジテレビ系)では、親しみやすい性格の三男・冬真を熱演。ヒロインに口を開けて「あーん」のおねだりをしたり、後ろからヒロインをハグしたりと乙女心をくすぐる技の数々を見せる。

また、恋愛は負け続きのアラフォー女性・飛鳥(吉田羊)が幸せをつかもうと奮闘する映画『ラブ×ドッグ』(2018年)では、15歳年下の彼氏・星矢を好演。飛鳥の顔に付いたホイップクリームを指で舐めたり、キスを迫ったりと年下だからできる無邪気な恋愛シーンでキュンキュンさせてくれた。

そんな数多くのラブストーリーに出演する野村の作品の中でも、命がけの純愛に多くの視聴者が魅せられたドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」(テレビ朝日系)が、テレ朝チャンネル1にて放送される。

原作は累計発行部数800万部を超える青木琴美のコミック。20歳まで生きられない心臓病を抱える主人公・逞(野村周平)と、逞の病気についてすべてを知ったうえで彼を一途に愛する幼なじみ繭(桜井日奈子)の運命に抗おうと必死なふたりの純愛を描いている。

逞が自分の命にタイムリミットがあることを知り、恋心に終止符を打とうとする姿や、病気のせいで運動が制限されているにもかかわらず、繭のピンチには駆け付ける姿など、相手を想う愛情にあふれた同作。夜の学校の教壇の下で密着や雪の中でのキスなど、もちろん胸キュンシーンも散りばめられており、2人のあどけない恋愛も見どころとなっている。そして何よりも逞を演じる野村の表情も見逃せない。繭のために必死になる真剣な顔つきから、愛する人に向ける朗らかな笑顔など表現力は抜群だ。

昨年6月より語学と感性を養うため、アメリカ・ニューヨークへ留学しているという野村。今後の活躍もより楽しみである。

文＝津金美雪

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