岡田健史、「中学聖日記」から「MIU404」へ...その活躍から目が離せない!

「中学聖日記」より
「中学聖日記」より

新ドラマ、注目の1本といえば、綾野剛と星野源がバディを組む「MIU404」(TBS系)だ。「アンナチュラル」の野木亜紀子が脚本を手掛け、米津玄師が主題歌を歌うと聞いただけでも、ヒット間違いナシの感がある。

働き方改革で警視庁に新設された「警視庁刑事部・第4機動捜査隊」。志摩(星野源)はそこで、交番勤務をしていた伊吹(綾野剛)とコンビを組みことになる。そして第4機動捜査隊で同じくバディを組むことになったのが、若手エリートキャリアの九重(岡田健史)とベテランの陣馬(橋本じゅん)。この2組がさまざまな事件に対処することになる。

「中学聖日記」より

(C)かわかみじゅんこ/祥伝社

ここで注目したいのが、2度目の地上波TBS連ドラ出演となる岡田健史だ。「中学聖日記」(2018年/TBS系)の男子中学生役でデビューした子といえば、ピンとくるだろうか。「中学聖日記」は、15歳の男子中学生・黒岩晶(岡田健史)と25歳の女性教師・末永聖(有村架純)の禁断愛を描き、センセーションを巻き起こした作品。有村架純の相手役、かつ繊細で重要な役どころに無名の新人が抜擢されたことも異例だったが、事前プロモーションもなく、いきなり彗星のごとく登場した岡田健史という存在もセンセーショナルだった。

なんと、高杉真宙らが所属する名門事務所が中学1年のときにスカウトするも、甲子園を目指しているからと断わられ、5年間粘った末に獲得したという逸材だという。

「中学聖日記」より

(C)かわかみじゅんこ/祥伝社

演技未経験、18歳でのデビューではあったが、危うささえ含む未知数な感じと役者としての成長が、15歳で恋に落ち、岡田の実年齢と同じ18歳で決断をくだし、最終回で23歳になった黒岩晶という少年のまっすぐさと大人への成長と重なり、視聴者はどんどん物語にのめり込んだ。最終回には2人の恋を見守ってきた視聴者に、「黒岩くんロス」現象も発生したが、このシンクロがロスを作り出す一因となったのだろう。

「中学聖日記」で一躍注目された彼は、続くFBS開局50周年スペシャルドラマ「博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?」、AbemaTVオリジナル連続ドラマ「フォローされたら終わり」で主演。今年の3月には、『弥生、三月-君を愛した30年-』でスクリーンデビューも果たした。今後も、いくえみ綾原作のFODドラマ「いとしのニーナ」の主演、そして綾瀬はるか&西島秀俊の映画『劇場版 奥様は、取り扱い注意』、綾野剛と北川景子主演映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』への出演が決まっているほか、夏にはNHK BSプレミアムドラマ「大江戸もののけ物語」での主演も控えるという順調すぎるスケジュールで埋まっている。

5月12日には誕生日を迎え21歳になる岡田健史。5月23日(土)にはTBSチャンネル1で「中学聖日記」の一挙放送も決定している。「中学聖日記」の学生服から「MIU404」の警察官の制服に変わった彼の成長を見届けていきたい。

文=坂本ゆかり

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放送情報

中学聖日記
放送日時:2020年5月23日(土)10:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合あります

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