――アクションはいかがでしたか?
「アクション監督がフィリピンの方だったんですが、私もフィリピンのミックスなのでうれしかったですね。(主人公ブランドン・ベケット役の)チャドさんとのアクションシーンも、2人がすごくカッコ良く見えるように、カット割りもディレクションもしてくれたので、こんなカッコいいアクションの撮り方があるんだと感激しました」
「日本だと定点で、あまりカメラが動くイメージがないんですが、今回のチャドさんとのアクションシーンでは、ミスしたかなと思った時でも、カメラの動きですごくカッコ良くパンチが当たっているように見せてくれて。自分のやることだけやっていれば、すごくカッコ良くしてくれるという安心感がありました」
――英語のセリフはどうでしたか?
「海外作品ということで、英語を流ちょうにしゃべらないといけないのかなと悩みましたが、(製作の)ソニーの方に相談したら、『下手に流ちょうにしゃべろうとはしないで。むしろ日本人のなまりが欲しいんだ』と言われました。だから、うまくしゃべろうとせずに、ゆっくりはっきりしゃべってくれと」
「自分ではまだセリフが正しいか正しくないかのジャッジができないので、そこは意識してやりましたね。(撮影場所のカナダの)バンクーバーの街でも、歩いてぶつぶつと言いながらセリフを練習していたんですが、暗殺者のセリフなんで(通行人から)振り返られちゃって。これはいけないセリフだったんだと思いましたね(笑)」
――秋元さんが思う『山猫は眠らない』シリーズの魅力を教えてください。
「ガンアクションを含めてアクションが魅力のシリーズだと思うんですが、シリーズが進むに従って、少しずつ毛色を変えてリニューアルしているという印象なんです。今回の監督は、もともとアメコミを描いているアーティストの方なので、今までとは違う魅力のある作品になっていると思います」
「そしてこの機会に、女性にも観てもらいたいですね。それで『8』を観て、強い女性はカッコいいかも。アクションって面白いかもと思ってもらえたら、『1』から振り返って、このシリーズのファンになってもらえたらうれしいなと思います」
文=壬生智裕
ヘアメイク:中畑薫 スタイリング:加藤万紀子 衣装提供:ブラウス、スカート/MSGM(アオイ)、ピアス、リング/apm MONACO(APM TOKYO 銀座店)
放送情報
山猫は眠らない イッキ観! ※シリーズ1~7を一挙放送
放送日時:2020年7月25日(土)8:00~
チャンネル:ムービープラス
※放送スケジュールは変更になる場合があります
<映画情報>
8月14日(金)劇場公開『山猫は眠らない8 暗殺者の終幕』
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