秋元才加がAKB48時代に謳歌できなかった女子高生に扮して即興劇に挑戦!

俳優・寺脇康文とお笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅が、多彩な女性ゲストを迎えて繰り広げる即興ミュージカル『あなたと作る~etude The 美4』が2020年10月に行われた。タイトルにある「Etude(エチュード)」は、その場で与えられるお題を基にアドリブで演技をするという「即興劇」、「美4」は、秋元才加、内田真礼、早川聖来(乃木坂46)、山口乃々華(公演当時E-girls)の4人をそれぞれ意味している。生配信を見ている視聴者から挙げられる「名前」「職業」「口ぐせ」「特技」というゲストが演じる役柄を構成する4つの設定を、即反映するといったオンラインならではの試みにも挑戦した本作が、TBSチャンネル1で1月と2月に放送される。今回は、女優・秋元才加をゲストに迎えたvol.1の公演の模様をレポートする。

写真左から、寺脇康文、秋元才加、塚地武雅

ピアノの音色が響いた後、寺脇、塚地、秋元がステージに登場し、絢香×コブクロによるヒット曲「WINDING ROAD」を熱唱。その後のあいさつでは、塚地と秋元が「ステージで歌を歌うことがないから、すごく不思議な感覚」「緊張で手が震えた」とそれぞれ感想を述べる中、寺脇がゲストの秋元を紹介。

続いて、寺脇が19歳の時に俳優養成所で初めて挑戦した「道に落ちているお金を見つけた時」というエチュードを披露。塚地は、以前に全話アドリブのTVドラマシリーズに出演し、そこで寺脇と初共演したエピソードを紹介した。そして、秋元が「きちんとしたワークショップなどで習ったことはないんですけど、AKB48時代に楽屋でみんなとエチュードみたいな遊びはしていました」と告白。当時の楽屋秘話を明かした。

そして、視聴者へ秋元が演じる役の「名前」「職業」「口ぐせ」「特技」の募集を開始。秋元のプロフィールを紹介しながらのトークはますます盛り上がる。高校時代に「芸能人になりたい」という願いを叶えるラストチャンスとしてAKB48のオーディションに参加したことや、「家族よりもメンバーといた時間の方が長かったですね」と語るAKB48時代の仲間との懐かしい思い出、さらには2020年6月にした結婚に関するプライベートな話題も。そして、アクション映画『山猫は眠らない8 暗殺者の終幕』でハリウッドデビューを果たした秋元。撮影の思い出を聞かれ、本物のライフルで実弾練習をしたエピソードを話した。

そんな中、視聴者からさまざまな設定案が届き、口ぐせには「山猫は眠らない」「尊い」「百倍返しだ!」、特技には「脱走」「合気道」のほか、「ルパン三世のモノマネ」や「ボイスパーカッション」「まつげに綿棒を20本乗せる」などの無茶振りも。職業には「外科医」「薬剤師」「囚人」「中学教員」「女子高生」、名前には「メリッサ」「キャサリン」「あやか」「ゆうこ」などが提案された。寺脇から「やってみたいものは?」と聞かれた秋元は、「高2からAKB48のお仕事を始めて、高校時代を謳歌していないので女子高生。役的にはもう来ないですからね」と希望を口にした。

寺脇も「女子高生は広がる気がするね」と、既に頭の中でエチュードの方向性を見いだしたのを受け、塚地が「女子高生、いっちゃいます?」と後押して、職業は「女子高生」に決定。口ぐせは「ルパン三世のモノマネ」、特技は秋元自身が得意とする「合気道」、名前はAKB48の同期でもある大島優子からもらった「ゆうこ」に決定。これらの要素に合わせて寺脇と塚地がそれぞれの役柄を固め、最後に荒木一郎の名曲「空に星があるように」をしっとりと歌い、劇に幕を降ろすという着地点目指して、先読み不能なハラハラドキドキのエチュードが披露された。なお全4公演のピアノ演奏は河内肇が担当。劇中のミュージカルコーナーでも、河内による即興演奏が3人の即興の演技を彩っている。楽屋での作戦会議の模様など、普段の公演では見ることのできないシーンを盛り込みながら展開する新感覚エンターテインメント。どのような物語がステージ上で紡がれたのか注目だ。

文=中村実香

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放送情報

あなたと作る~etude The 美4 vol.1 秋元才加×寺脇康文&塚地武雅
放送日時:2021年1月23日(土)19:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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