永野芽郁が7月からスタートするドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」で戸田恵梨香とダブル主演し、戸田と凸凹ペアを組むことになった。ドラマにはムロツヨシも出演するが、ムロツヨシと永野芽郁といえば、親子役で共演し、コロナ禍の中、視聴者を楽しませたドラマ「親バカ青春白書」(2020年)のコンビが記憶に新しい。
ムロツヨシ主演の本作「親バカ青春白書」を手がけたのは大ヒット作「今日から俺は!!」でおなじみの福田雄一。永野はムロ演じる小説家、ガタローこと小比賀太郎に愛されまくる箱入り娘、さくらを演じ、ピュアすぎるキャラにSNSにも「かわいすぎる!」という声が溢れた。娘と一緒にいたいあまり、同じ大学に入学し、誰よりキャンパスライフを満喫するガタローにうざいくらい監視されているのに、天然記念物のように優しくほんわかしているさくらを演じた永野の魅力、そしてドラマの面白さを振り返ると?
■永野芽郁演じる"さくら"の微笑みに癒される人が続出
母親(新垣結衣)を幼い頃に亡くしたさくらは、母親の分までガタローに溺愛されて育った1人娘。年頃の娘が大好きすぎて同じ学校を受験して一緒に大学生活を過ごすことになるガタローは、同級生に「何浪したんですか?」と言われても、サークルの勧誘のチラシをたくさんもらうなど凹み知らずのハイテンション。キャンパスライフを楽しみ、かきまわしまくる。そんな父親にキレるでもなく、"しょうがないなぁ"と女神もしくは仏の視線で微笑み。毎朝、一緒に登校するのがさくらだ。
世間を知らずに育ったさくらは本物の天然女子。同級生のハタケ(中川大志)に初めて恋をするものの、動揺して炭酸水をぶんぶん振ってしまったり、友達の寛子(今田美桜)がいつも持っているタンブラーをナンプラーと言って呆れられたり、いちいちズレているのがかわいい。美咲(小野花梨)に学祭のミスコンに勝手に応募され、最終審査まで残り、『鬼滅の刃』の禰豆子のコスプレで登場した回ではネットが大盛り上がりとなった。
ハタケ(実はガタローの小説の大ファン)もさくらと同じく奥手で素朴な男子ゆえにお互いの気持ちになかなか気づかず、いちいちガタローに邪魔される浮世離れしたカップルぶりも見どころの1つ。マシュマロみたいにほわんとした表情と佇まいのさくらを永野が好演。思わぬ展開になったことで仏の顔が鬼(?)に変わる後半の演技まで楽しませてくれる。
■"今日俺"の出演者がさりげなく脇役で登場。パロディも笑える
さくらのキャンパス仲間でYouTuberのネゴロ(戸塚純貴)も「今日から俺は!!」にゲスト出演していたが、ドラマには主要キャストのほかにも"今日俺"でおなじみのメンバーたちがさりげなく登場。磯村勇斗がテニス部の先輩役として出演し、清野菜名がダンスサークルの先輩役、仲野太賀が寛子の彼氏役、賀来賢人や伊藤健太郎が芸能人役など、ほかにもスペシャルゲストが数多く出演している。
東大受験の特訓シーンが出てくるなど人気ドラマのパロディが挟まれているのも笑えるポイントで、何度見ても新しい発見がある本ドラマは、日テレプラスで7月に一挙放送される。
文=山本弘子
放送情報
親バカ青春白書
放送日時:2021年7月3日(土)20:10~
チャンネル:日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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