佐藤健内野聖陽が演じた、父と子の絆を描くヒューマンドラマ

「るろうに剣心」シリーズをはじめ、映画やドラマを中心に活躍中の佐藤健。涼しげな目元が印象的なビジュアルと抜群の運動神経に支えられた圧倒的なアクション、そして、どんなキャラクターにも「今回も当たり役だ!」と誰もが思ってしまうほどの魅力を与える演技力で、日本を代表する俳優の一人として高い人気を誇っている。

当時17歳という若さながら、初の主演作「仮面ライダー電王」で合計7つもの別人格を演じ分け、多くの視聴者を唸らせた佐藤。その後の活躍は目覚ましく、青春ドラマやラブコメディ、時代劇や大河ドラマなど幅広いジャンルの作品で存在感を示し続けているのは、誰もが知るところであろう。

そんな佐藤が2013年に出演したドラマ「とんび」は、不器用ながらも男手ひとつで息子を育てた安男と、その父の愛情を一身に受けた旭との絆を、過去の回想シーンを交えて描いたヒューマンドラマ。佐藤が演じているのは、安男から与えてもらった愛情を、仕事の折に触れて思い出す青年・旭。東京の出版社で学年誌の編集者として多忙な日々を過ごしながら、想いを寄せるシングルマザーの先輩に代わり、彼女の息子の面倒を見ているという人物を、好感度たっぷりに演じている。

佐藤健が出演するドラマ「とんび」
佐藤健が出演するドラマ「とんび」

(C)TBS (C)重松清/角川書店

子役たちが演じる、父との思い出の中に登場する旭は、第5話から佐藤自身が担当。無造作な短髪に、野球部のユニフォームや学生服などの衣装に身を包んだ佐藤は、当時24歳。反抗期を迎え、父の大きな愛情を負担に思う高校生時代の旭を、尖ったナイフを思わせる雰囲気で熱演。なかでも、内野聖陽演じる父・安男との親子喧嘩のシーンでは、その目に怒りを宿しながら、親とわかり合えないもどかしさを見事に表現した。

(C)TBS (C)重松清/角川書店

その後も、大学生、新社会人時代の旭も演じる佐藤は、少しずつ柔らかくなる声と表情で旭の成長と心情の変化を表現。現在の旭がまとう癒やし系オーラへとナチュラルに収束していく様は、確かな演技力に支えられた佐藤の役柄への深い理解度だからこそ成し得たものだと言える。

父と子の絆を描く一方で、吹石一恵演じる憧れの先輩・由美とのラブストーリーとしての側面を持つ本作。当初は"女性には恋愛感情を抱けない"という設定で由美を安心させ、少しずつ彼女とその息子・健介と距離を縮めて...という策略家な面もみせる旭を、佐藤は持ち前のさわやかな笑顔で演じる。積み重ねてきた由美への愛情を柔らかい表情と優しい声で表現する佐藤が見せる愛情に満ちた笑顔は、観る者すべてを癒す温かさに満ちあふれているのだ。

不良高校生にはじまり、ツンデレお坊ちゃま、悲しい過去を背負う青年、ドSでクールな医者など、多彩な役柄を演じてきた佐藤健。そんな中でも「愛情深さ」が最も高いであろう、本作の佐藤健の演技に癒されて欲しい。

文=中村実香

この記事の画像

放送情報

とんび
放送日時:2022年4月10日(日)13:30~
チャンネル:映画・チャンネルNECO
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

佐藤健の放送情報はスカパー!公式サイトへ

キャンペーンバナー

記事に関するワード

この記事をシェアする

関連人物

関連記事

関連記事