20代前半の北川景子が演じる女子高生姿が眩しい?"友達とは?"をテーマにした映画『Dear Friends ディア フレンズ』

憧れの存在として同性を中心に支持され、第1線で活躍し続ける北川景子。20代前半だった彼女が本仮屋ユイカとW主演を務めた映画『Dear Friends ディア フレンズ』には、今見ると新鮮な発見と驚きが詰まっている。

映画『Dear Friends ディア フレンズ』で主演を務めた北川景子
映画『Dear Friends ディア フレンズ』で主演を務めた北川景子

(C)2007 「Dear Friends」製作委員会

原作は当時、ケータイ小説「Deep Love」シリーズが女子の間で大人気となったYoshi。北川はど派手なファッションで渋谷を練り歩き、クラブで遊び、「友達は利用するもんだろ?」と強がる17才のリナを演じている。原作が書かれたのは渋谷の109が女子高生の聖地だった時代。茶髪のロングヘアーにアクセサリーをジャラジャラつけ、肌を大胆に露出し、セクシーに踊る北川が眩しくも刺激的だ。誰の言うことにも耳を傾けず、荒れまくっているリナの快楽に身をまかせる自己中の生活は一変。自由を奪われた闘病生活を送ることになる。投げかけられるテーマは"友達とは?"。失意のリナを支え続けたマキ(本仮屋ユイカ)はやがて必要不可欠な存在になっていく。15年前、北川は今のようなポジションを獲得していないが、美しさと存在感、役に入りこむ演技力はその後の躍進を予感させる。

■渋谷を歩けばみんなが振り向く女王気質のリナの孤独と反抗

カリスマ読者モデルとしても人気のリナは怖いモノ知らず。渋谷を歩けばちょっとした有名人で行きつけのクラブに入れば、空気がザワめくほどの美貌の持ち主。人気のDJがいることを知ると、セクシーなダンスで誘惑するなど、気分次第、好き放題の日々を過ごしている。そんなリナの荒れた生活を母(宮崎美子)は心配し、何かと世話を焼くが反抗的なリナは「うぜーんだよ」と突き放し、父(大杉漣)は娘に半ば愛想をつかしている。このままだと進級できなくなると先生に注意されても「うっせーな!」と意に介さず、相手が誰であろうと噛みつくツッパリまくりの女子高生。ノーブルな美しさで魅了する北川景子がイケイケなギャルを演じているのだから、そのオーラは半端ではない。女王様の誰にも見せない孤独もみごとに表現している。

(C)2007 「Dear Friends」製作委員会

■北川と本仮屋の真に迫った演技に胸を打たれる

検査入院をさせられ、病室でも医者や看護師に毒を吐くリナを少しずつ変えていったのは、お見舞いに来るマキと重い病気を患いながら明るく笑い、友達になってほしいという同室の幼い少女だった。小学校からの同級生のマキに「あんた誰?」と問いかけるリナだが、マキはリナにどんなに邪険にされても「友達だから」と彼女の見舞いを続ける。病気が発覚し、髪が抜けていく自分の姿に絶望し、病院を抜け出して行きつけのクラブに行くものの、変わり果てた容姿を晒すことになり、路上で豪雨に打たれるシーンは壮絶。何度も自暴自棄になるリナのそばにはいつもマキがいて、北川景子と本仮屋ユイカの真に迫った演技に胸を打たれずにはいられない。リナを演じるために坊主頭になった北川の姿が当時、話題になったが、病気と戦っている少女が思わず弱音を吐いたときに自分の帽子を脱いで涙を堪え、「死なないでくれるかな」と励ます時の表情には17才の純真がのぞく。女優になるべくしてなった北川景子が刻まれた映画だ。

文=山本弘子

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放送情報

Dear Friends ディア フレンズ
放送日時:2022年6月12日(日)8:30~
チャンネル:WOWOWシネマ
放送日時:6月28日(火) 13:00〜
チャンネル:WOWOW4K

※放送スケジュールは変更になる場合があります

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