西野七瀬が『恋は光』を回顧「みんな自己流だから恋って面白いですよね」

西野七瀬
西野七瀬

恋をしている気持ちが光として見える主人公の西条と、それぞれ恋愛観の異なる北代、東雲、宿木の3人が恋の定義を考察し、紐解いていくリアルとファンタジーが入り混じる文科系哲学恋愛映画『恋は光』。6月17日(金)の公開を前にヒロインの北代を演じた西野七瀬を直撃した。

――今回演じられた北代はどんなキャラクターですか?

「よくふざけていたりするけど、実は4人の中では誰よりも人のことを見れています。大学生でそれができるのってすごいですよね。なかなかできることではないので、かなりできた人だなと思います」

――西野さんと似ているところはありますか?

「ほぼないですが、あえて言うならフットワークが軽そうなところです。私もその場の空気感でご飯に行くとかは好きなので、そういうところは似ているかもしれませんが、それぐらいですね」

――撮影では食べるシーンが多かったみたいですが?

「私は結構多かったです。学食でたくさん食べるシーンがありますが、思ったよりも飲み込めなくて(笑)。お腹もいっぱいになっちゃうから何回もはできないので大変でした。でも、いろいろ美味しいものが食べられたのは嬉しかったです」

――それ以外に撮影で何か印象に残っていることはありますか?

「北代がアルバイトをしている釣具屋さんのシーンを実際に大きな店舗さんで撮影しましたが、お客さんがすごく来るんです。だから、ちょっとお客さんが少なくなるのを待ちながら撮影するみたいな感じでした。私は釣具屋さんに行くのは初めてでしたが、ルアーの種類ってたくさんあるんですね!それが楽しくて、ルアーをひたすら見ていました。作品の中で接客するシーンがありますが、北代だったら友達には気さくだけどお客さんには塩対応っぽいかなと思って演じました。監督からも『塩対応の加減が北代っぽくていいね』と言っていただけたので、自分的にもお気に入りです」

――『恋は光』は恋がテーマですが、西野さんの恋のイメージは?

「恋には正解がないし、教科書がないので、みんな自己流なんだなって思うとちょっと面白いですよね。そういう恋愛観の違いを話すのも楽しいと思います。3人の恋愛観で言えば、宿木の『好きって思ったらもうそれが恋』っていう考えはかなりシンプルでわかりやすいですね」

――西野さんは恋の光は見たいですか?見たくないですか?

「見たくないです。見えちゃったら自分で何か頑張ろうって感じにならないような気がしますし、逆に光っていたのが光らなくなったらちょっと悲しいですし(笑)」

――最後にファンの方へのメッセージをお願いします。

「この作品を見ると、恋って何だろうって本当に考えさせられると思います。でも、そういうことを考える機会って意外とないので、映画を見終わった後に友達や家族と話してみてもらえたら嬉しいです。また、今回は全て岡山県で撮影しましたが、本当にどのシーンを見ても景色が素晴らしくて素敵です。映像でもその良さは伝わると思うし、すごく夏を感じられるので、そこも楽しんでもらえたら嬉しいです」

文=安藤康之 撮影=皆藤健治

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映画情報

『恋は光』
2022年6月17日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ/KADOKAWA
©秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会

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