浜辺美波のキュートな喜怒哀楽が楽しめる!医療サスペンス「ドクターホワイト」

Twitterのフォロワーは約210万人(2022/6/8現在)。若手女優の中でも人気が高い浜辺美波。2023年度前期の連続テレビ小説「らんまん」(NHK総合ほか、主演は神木隆之介)のヒロインにも選ばれ、注目度はますます上がりつつある。彼女は2011年、10歳の時に第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞し、俳優への道を歩み始めた。ちなみに同オーディションの同期には上白石萌音、萌歌姉妹がいて、3人とも今やドラマのヒロイン役を担う活躍ぶりだ。

そんな浜辺が2022年、ゴールデン帯の連続ドラマで単独主演したのが「ドクターホワイト」。本作は漫画原作者でもある樹林伸(きばやし・しん)が書いたサスペンス小説が原作の、驚異的な診断力を持つ女性・白夜をめぐる医療サスペンスで、原作小説で「推定19歳ぐらい」「色白のきれいな子」と描写されるミステリアスな白夜は、演じる浜辺も石川県出身の色白美人であるだけに、原作者も太鼓判を押したほどのはまり役だ。

「ドクターホワイト」に出演する浜辺美波と柄本佑
「ドクターホワイト」に出演する浜辺美波と柄本佑

これまでの記憶や一般常識がない白夜は、白衣を着たまま公園をさまよっていたところを医療専門雑誌の記者・狩岡将貴(柄本佑)に助けられ、彼の幼なじみ・高森麻里亜(瀧本美織)の父が院長を務める高森総合病院に運び込まれる。そこで百夜はなぜか医師並みの知識を披露し、特例で病院の総合診断協議チームに参加することに。他の医師の診断を「それ、誤診です!」とズバリ指摘し、見事に確定診断を下していく。将貴は妹・晴汝(岡崎紗絵)と暮らす自宅に白夜を住まわせ、病院での仕事ぶりもフォローしつつ、彼女はいったい何者なのかという謎を追う。

そして、ラストでは白夜をめぐる衝撃的な真実が明らかになるなど、基本的にはシリアスな物語なのだが、最初は感情がないかのようだった白夜が病院の医師たちや将貴らと心を通わせ、しだいに人間らしい表情を見せるようになっていく展開は微笑ましい。

全編を通して浜辺の表現する「喜怒哀楽」が楽しめ、どんなときでも美しい彼女の魅力が満載だ。同居する将貴や晴汝と家族のように過ごすときの「喜」、スイーツなどのおいしいものを知って微笑むときの「楽」。最終話、自分の悲劇的な運命を知りそれを受け入れるというときの切ない表情はまさしく「哀」。白夜は素直ないい子で他人に「怒」を向けることはほぼないのだが、後半、自分の恋心をわかってくれない相手にちょっと"オコ(怒る)"な表情を向ける時さえキュートだ。

まるで昭和のアイドル映画のように浜辺美波の魅力が余すところなく楽しめる本作。この機会にぜひチェックしてみよう。

文=小田慶子

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放送情報

ドクターホワイト(全10話)
放送日時:2022年7月2日(土)14:00~

ドクターホワイト 特別編
放送日時:2022年7月2日(土)22:30~

チャンネル:日本映画専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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