高畑充希と志尊淳のデュオで"胸キュン"に溺れる

昨今の恋愛ドラマにおいて、「キュン」要素は重要なポイントとなっている。新垣結衣＆星野源による「逃げるは恥だが役に立つ」(2016年、TBS系)の"ムズキュン"などが、その最たる例として挙げられるだろう。そんな中で、高畑充希主演のドラマ「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」(2022年1月～3月、日本テレビ系)の「キュン」も「逃げ恥」の"ムズキュン"に勝るとも劣らない「キュン」を堪能させてくれる。

同ドラマは、高畑演じるスタートアップ企業の総務部秘書課に務める30歳のOL・高梨雛子が、松田翔太演じる社長・浅海から突然、新しく作った子会社の社長に任命されたことで、数々の降りかかる試練に悪戦苦闘しながら成長していくという"お仕事エンターテインメント"なのだが、雛子の恋模様も作品の醍醐味となっており"恋愛ドラマ"としても十分に楽しめる。

浅海の担当秘書として日々彼の無理難題に振り回されながらも、つくり笑顔の八方美人で切り抜けている雛子は、家に帰ってビールを飲みながらゲームをすることが唯一の癒やしとなっており、いつしか仕事に対する出世欲や向上心もなくなっていた。そんなある日、昔作ったものを使い回して提出した企画書が浅海の目に止まったことで、新事業として立ち上げる子会社の社長に任命されてしまう。何の取り柄もなく、目標もないまま社長に就任した雛子の下には、優秀でイケメンだが協調性がなく思ったことをずけずけと口にする大牙(志尊淳)ら4人の社員が集結。雛子は降りかかる難題に、部下たちと時に衝突しながらも協力し合ってなんとか乗り越えていく、というストーリー。

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