もしもある日、愛する息子が突然、姿を消したら?堤真一と石田ゆり子が戸惑い、苦悩する夫婦を演じたシリアスなサスペンス映画が『望み』だ。原作は映画化され、木村拓哉と二宮和也の共演が話題を呼んだ『検察側の罪人』でおなじみの雫井脩介のベストセラー小説。「TRICK」、「人魚の眠る家」などのヒット作を手がけた堤幸彦がメガホンをとった。
堤が演じるのは建築家の石川一登で、石田は編集者の貴代美を演じる。高校生の長男・規士をドラマ「中学聖日記」や大河ドラマ「青天を衝け」に出演した岡田健史が、高校受験を控えた長女・雅を映画『線は、僕を描く』で横浜流星と共演する清原果耶が演じている。幸せの象徴は父がデザインした自慢の一軒家。4人の穏やかな日々は、膝をケガしてサッカーができなくなった規士の異変によって音を立てるように崩れていく。ある日、父は元気のない息子にサッカー以外に興味があることはないのかと尋ね、「何もしなければ何もできない大人になる」と諭すが規士は反発して、箸を置いて自分の部屋に引きこもってしまう。挫折を経験して落ち込んでいるのだから、これはよくある家庭の光景だろう。事件はこの後に起こる。
■息子の失踪に動転して我を失う石田と我が子を信じようとする堤
年が明けて頻繁に外泊するようになった規士は心配する母のLINEに「悪いけど、いろいろあってまだ帰れない」と返したきり、消息不明になる。不安になる夫婦の目に映ったのは10代半ばの少年の殺された遺体が車のトランクから発見されたというニュース。不吉な予感がする中、新聞記事を見た長女の雅が兄から被害者の名前を聞いたことがあると言う。ほどなくして警察が来て規士は被害者の友人の1人で、所在が掴めない少年たちがいると聞かされ、夫婦は息子が事件に巻き込まれたか、関わっていると確信する。
放送情報
望み
放送日時:2022年9月16日(金)7:50~
チャンネル:映画・チャンネルNECO
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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