永野芽郁、映画「地獄の花園」で魅せたカオスな状況で活きるコメディエンヌっぷり

北条の登場により、会社の勢力図が変わってしまうのを目にした直子は、「これってヤンキー漫画の王道パターンじゃん！」と完全に他人事目線だが、あることがきっかけで北条と仲良くなり、一緒にランチをしたり、買い物に行ったりする関係に。しかし、「三冨士」の頭となった北条は、他社のヤンキーOLからも喧嘩をふっかけられることがしばしば。北条が血なまぐさい勝負をつけている間、何事もないような表情で食事をしていたり、スマホをいじったりしている直子の姿に「この平和なOLはいったい...？」と視聴者はザワつかせられる。

■アクション全開！豹変する永野に笑わずにはいられない

北条の強さが知れ渡り、他社の強豪OLたちが傘下に入りたいと申し出てくる中、北条に守ってもらい楽しい日常をなんとかキープしていた直子。しかし、一部上場企業・トムソンの魔王OL(遠藤)の指示によって直子は誘拐され、花園から地獄へと突き落とされてしまう。囚われの身になっても、まだ他人事から抜けきれない直子を助けに駆けつけた北条が多勢に無勢で戦う姿を見て、目玉が飛び出そうなくらい驚く直子の表情や、待ったなしの状況の中、後半は永野から目が離せない展開に。永野の全力のアクションは視聴者の想像を超える域に達していて、ブチ切れているのになぜか面白いというコメディ要素を感じられる。地上最強OL(小池)も登場し、地獄のバトルロワイヤルは過激さを増していく。果たして直子は憧れだったOLライフを取り戻せるのか？永野の演技に注目しながら見て欲しい。

文＝山本弘子

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