若月佑美が出演する映画『ブラックナイトパレード』が12月23日(金)に全国公開する。同作は、中村光の同名コミックを福田雄一監督が吉沢亮主演で実写化したクリスマスコメディ。コンビニ・ポーソン練間北口店でアルバイトをしている日野三春(吉沢)は世間がクリスマスムード一色の中、突如、黒いサンタ服を着た男に「内定だ!今日から正社員!よろしく頼む!」と無理やり連れ去られてしまう。目覚めるとそこは北極にある「サンタクロースハウス」という世界中の子供たちにプレゼントを配る会社で、三春は天才的なハッキング能力を持つ北条志乃(橋本環奈)、DQNのチャラ男・田中皇帝(中川大志)、笑うことのないイケメン料理長・古平鉄平(渡邊圭祐)らと共に、超激務の"ブラックサンタ"として働き始める。若月はポーソン練間北口店の元店員でかわいいけど超自己中なトラブルメーカー・赤井稲穂を演じる。
今回、若月にインタビューを行い、最初に脚本を読んだ時の感想や演じる上で意識したこと、吉沢の印象、クリスマスの思い出などについて語ってもらった。
――最初に脚本を読んだ時の感想は?
「福田さんの作品が好きなので、『福田さんだなぁ』っていう安心感のようなものを感じると共に、すごく演じるのが楽しみになりました。また、原作の良さをしっかり脚本に落とし込んでいるのもあり、『これをどうやって映像化するんだろう?』っていうところもあって、わくわくと楽しみがいっぱい詰まった脚本だなと思いました」
――実際に出来上がった作品はいかがでしたか?
「原作の面白さに加えて、福田さんがプラスした面白さがあるので、面白かったですね! 橋本環奈ちゃんも原作より一層振り切った演技を披露してくれていて、『福田さんの作品でしか見られない環ちゃんだな』って思いました(笑)。また、クリスマスが題材なので衣装や装飾がすごく可愛くて、乙女心をくすぐるものになっているところも見どころかなと思いました」
――稲穂を演じる上で意識したことは?
「稲穂ちゃんが出てくるシーンが少なめなので、その中で(観客に)『この人は一体何だったんだろう?』って思わせるようにしないとな、と思っていて、意地悪に笑うにしても、ただただその時だけの意地悪で笑っているのではなく、実は(作品には描かれていないが)もっと背景があった上での意地悪な笑いだったり台詞でもあるので、そういうところまでちゃんと表現できたらいいなという思いで演じました」
――吉沢さんの印象は?
「この作品で初めて共演させていただいたのですが、とても優しくて温和な方で、オーラで言ったら赤じゃなく青って感じの方でした。休憩中にお話させていただいたのですが、真面目さとか佇まいが本当に三春くんに合っていて、お芝居でも吉沢さんのそういったところに助けられたなって思いますね。あと、休憩時間にお笑い芸人さんの動画を見てらっしゃったので、『お笑い好きなんだぁ』って勝手に思っていました(笑)」
作品情報
『ブラックナイトパレード』
2022年12月23日(金)全国東宝系にて公開
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