リーチ マイケル、ラグビーワールドカップ2023で経験した手応えや、日本ラグビーの未来にかける思いを語る

Photo by S.IDA

――そこからアルゼンチン戦ですが、負けたらプール戦敗退という大一番でした。試合に臨む気持ちはいかがでしたか?

「1週間の準備も意識して、どうやって勝つか戦術を磨いたり、自分の体を整えたりして、グラウンドに立った時はすごく楽しかったです。アウェーの状態で、勝ったらまた次に行けるというプレッシャーが楽しかったです。自然と笑顔が出て、この試合で勝ったら本物だと思ってプレーしていました」

――今回のアルゼンチン戦を通して、「全力を尽くしたけど相手が強かった」とおっしゃっていましたが、どんな部分が強かったですか?

「60分過ぎからのフィジカルだったり、スクラムも強かったし、キックのキャッチだったり、ラインアウトのプレッシャーのかけ方とかも相手の方が良かったですね。そこで試合が崩れて自分たちにプレッシャーがかかって...悔しい試合でした」

――今後、日本ラグビーが世界と戦うために強くなる上で、選手にはどんな経験が一番役に立つと思いますか?

「姫野がニュージーランド、松島がフランスに行ったりしていますが、そういう海外に出る選手を増やしていかないといけないなと思います。海外でプレーする機会を増やしていけば、ワールドレベルも肌で感じることができて、その感じたことが日本代表のプレーにもつながると思います」

――今の日本代表の若手選手たちをどう見てますか?

「強いし、楽しませる人がたくさんいるし、良い選手が多いと思います。試合の機会を増やして成長してほしいなと思います。日本は良い選手がたくさん揃っているのでこれから楽しみです」

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――ご自身にとってワールドカップとはどんな舞台ですか?

「ラグビー選手にとって、ワールドカップは自己表現が出来る場所だと思います。チームにとっては国の強さを魅せられる場だと思いますし、一番試される場所だと思います。フィジカル、スキル、戦術。お互い準備してピッチに立って、それぞれいろんな想いを持って勝ち上がっていくことが本望だと思います」

――チームを作っていくうえで大事なことはどんなことだと思いますか?

「戦術もそうだし、パワーやスキルも大事だし、タックルも大事。そして、パワーが出る原料を作っていくためには、特別な想いを持っていることが大事です。ここだ!ってときは、特別な想いがある方が少しでも有利になるんだと思います。日本代表としての誇りを磨いていきたい。これから一番成長してく過程だと思いますし、そこを繋げていきたいです」

――ワールドカップでリーチ選手自身のベストプレーはどの部分でしょうか?プレーの最中の一瞬一瞬は覚えているものですか?

「意外と覚えています。抜かれたシーンが一番覚えていますけどね(笑)。ベストシーンは一番最初のタックルかな。チリが蹴って、走って来てタックルして...そこが一番かなと思います」

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