中島翔哉が高額移籍、伊東純也がリーグ制覇...海外日本人選手の2018-19シーズンを振り返る

6月18日放送の『~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line』シーズンレビューでは、スペシャルゲストに日本代表の権田修一(ポルティモネンセ)を迎え、ヨーロッパで戦う日本人選手の2018-19シーズンを振り返った。

2018-19シーズン、権田はサガン鳥栖からポルトガルのポルティモネンセに移籍した。2016-17シーズンにはオーストリアのSVホルンに所属しており、海外でプレーするのは2クラブ目となったが、今シーズンの出場はわずか1試合に留まった。しかし、権田はその経験もポジティブに捉えている。

「今まで試合に出られなかったことがあまりなかったので、そういう意味では自分にとって貴重な時間でした。日本で通用したことが通用しなかったり、その逆もあったりしました。日本人のGKは、横からの速いクロスボールに対してチャレンジする選手が多いですけど、ポルトガルには少なくて。そこはストロングポイントになるのかなと感じました」

ポルティモネンセには、2017-18シーズンに中島翔哉が所属していた。中島は初の海外挑戦ながら10ゴール12アシストを記録し、2018-19シーズンはカタールのアルドゥハイルに移籍。高額な移籍金から様々な憶測が飛び交ったが、中島は「自分自身で決めたこと。お金のことでもなければ、地位とか名誉を考えたわけでもない」と移籍の背景を明かしていた。

アルドゥハイルでは、ポルティモネンセに引き続き背番号10が与えられた。2018-19シーズンはレギュラーとして活躍し、リーグ戦2位、カップ戦優勝、ACLの決勝ラウンド進出に貢献している。

スペシャルゲストの権田は、ポルティモネンセに移籍する際、中島やかつて同クラブに所属していた金崎夢生(サガン鳥栖)に街の様子を伺ったという。2人は「本当に良いところ」と口を揃えて伝えたとのことだが、その言葉どおりに権田も「ヨーロッパのリゾート地で、ビーチがすぐ近くにある。ポルトガル料理もすごく美味しい」と本拠地のポルティモンを絶賛した。

また、ポルティモネンセ以上に日本人選手とゆかりのあるクラブが、ベルギーのシントトロイデンだ。2018-19シーズンは日本代表の冨安健洋や遠藤航など、最大で6人の日本人選手が所属した。

立石敬之CEOは「チームにいるけど試合に出られないケースも多々ある。せっかく来てもらえるのであれば、しっかりプレーしてもらいたいので、競争できる選手を獲得していきたい」と今後の日本人選手の補強方針を語った。

シントトロイデンが所属するベルギーリーグでは、伊東純也が所属するヘンクが優勝。伊東は海外初挑戦ながらレギュラーとして活躍し、チームの優勝に大いに貢献した。

日本人選手の活躍が目立ったベルギーリーグについて、スタジオゲストの渡邉一平氏が来シーズンの展望をこのように語った。

「今シーズンの活躍を経て、ステップアップする選手が出てくると思います。特にシントトロイデンの日本代表組は、何人か移籍することもあると思うので、そこに日本人を補充するのか、それとも方針を変えるのか。2018-19シーズンは、間違いなく日本人の株がベルギーリーグで上がったと感じます」

4大リーグのみならず、海外の各リーグで日本人選手の活躍が見られた2018-19シーズン。カタールW杯予選が始まる来シーズンは、さらなる活躍に期待したいところだ。

毎週火曜日21:00~生放送されている『~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line』。新シーズンの初回は、8月20日(火)21:00~放送スタートの予定となっている。

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放送情報

~日本人を応援せよ!!~ Football TimeLine

放送日時:8月20日(火) 21:00~

チャンネル:スカサカ!

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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