8月20日放送の「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」#1では、ヨーロッパで戦う日本人選手の最新情報が放送された。
今夏は数多くの日本人選手がヨーロッパのクラブに移籍した。その中でコメンテーターの前園真聖は、ポルトの10番・中島翔哉を注目選手に挙げた。中島はポルトガルリーグの開幕戦では出場機会がなかったが、チャンピオンズリーグ3次予選では先発フル出場し、ポルトでのデビューを飾った。
リーグ戦では、第2節のセトゥバル戦で67分から途中出場。交代直後には、ドリブルで相手DFを交わしてミドルシュートを放ち、会場を沸かせた。一方、この日は右サイドでプレーしたが、相手のサイドバックに付ききれず決定的な場面も作られてしまった。ゲストでサッカージャーナリストの小澤一郎氏は、定位置確保に向けて守備面の課題を指摘した。
「守備面において、セルジオ・コンセイソン監督が求めるハードワークや、戻りきる部分ができていない。(2017-19シーズンに所属していた)ポルティモネンセでは、攻撃に専念して守備の軽減が許されていたが、ポルトはビッグクラブ。まだ特別扱いはされていないので、結果を出して勝ち取ってほしい」
中島のポルトはチャンピオンズリーグ出場を逃したが、自身初のチャンピオンズリーグに挑むのは、ヘンクの伊東純也だ。伊東は昨シーズンの途中からヘンクに加入すると、すぐさまレギュラーに定着。8シーズンぶりとなるリーグ優勝に大きく貢献した。
リーグ2連覇に期待がかかる今シーズンは、開幕から先発出場を果たし、華麗なターンからアシストを記録。フェリチェ・マッズ新監督の起用に応えて見せた。
一方、開幕戦では決定的なヘディングシュートを決めきれないシーンもあった。マッズ監督の戦術では、サイドハーフが中央寄りでのプレーを求められるため、今シーズンは得点数の向上に期待がかかる。試合後、伊東は今後に向けて意気込みを語った。
「昨シーズンはもっと点を取れたと思う。今シーズンは得点・アシストを増やすのはもちろんだし、チャンピオンズリーグもある。コンディションを上げて良いプレーができるようにしたい」
ヘンクが所属するベルギーリーグには、数多くの日本人選手が在籍している。今夏にはシュミット・ダニエルと鈴木優磨がシント・トロイデン、三好康児がアントワープに加入した。また、新たに伊藤達哉(ハンブルガーSV)のシント・トロイデンへの加入が決定的と報じられている。
過去には冨安健洋(ボローニャ)や遠藤航(シュツットガルト)がベルギーリーグからステップアップを遂げている。ベルギーリーグにおける日本人選手のさらなる活躍に期待だ。
毎週火曜日21:00~生放送される「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」。次回は、8月27日(火)21:00~放送スタートの予定となっている。
放送情報
~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line
放送日時:2019年8月27日(火)21:00~
チャンネル:スカサカ!
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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