1月21日放送の「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」#15では、ヨーロッパで戦う日本人選手の最新情報が放送された。
今冬にザルツブルクからリバプールに移籍した南野拓実は、1月5日にアンフィールドで行われたFAカップ3回戦・エバートンとのマージーサイド・ダービーで先発デビューを果たした。
南野は若手主体のメンバー編成のもと、3トップの中央でプレー。周囲との連携から個人技まで、幅広いプレーで存在感を見せたものの、得点には恵まれず。70分に途中交代でピッチを退いた。なお、チームは南野の交代直後に決勝点を挙げ、1-0と勝利している。
試合後に南野は「やっと試合ができるというワクワク感はあった。このチームの一員になれたことを嬉しく思う」と喜びを表現。しかし、その一方で「ピッチの上で何かを示さなければいけなかったし、ゴールかアシストという結果を残したかった」と悔しさも露わにした。
リバプールを指揮するユルゲン・クロップ監督は、ドルトムント時代に香川真司を指導した経験がある。それを踏まえ、スペシャルゲストの福田正博氏は「クロップ監督だからこそ、(南野が)活躍できるという期待感はある。日本人の特徴を分かっているし、いろいろなことを引き出してくれる」と南野の活躍に期待を寄せた。
チームは南野の加入後、プレミアリーグでトッテナム、マンチェスター・ユナイテッドとの強豪相手の2連戦を迎え、クリーンシートで2連勝。しかし、ベンチ入りを果たした南野に出番は訪れなかった。
今後の起用法について、フットボールキュレーターのベン・メイブリーはこのように分析している。
「(アンドリュー・)ロバートソン、(ナビ・)ケイタ、ファビーニョもそうだったが、クロップは高額で獲った選手を最初は使わないパターンが続いている。少しずつ慣れさせていく監督なので、心配はない」
また、同じくフットボールキュレーターのミムラユウスケは、「クロップはポジションを固定しないタイプ」と指揮官の印象をコメント。その上で、南野のウイングでの起用や、世界最高と称される強力3トップとの"共演"の可能性も示した。
そして、南野は1月23日に行われたウォルバーハンプトン戦で、33分から途中出場。サディオ・マネの負傷によって、待望のリーグデビューを飾った。
リバプールは1月19日のマンチェスター・ユナイテッド戦から、2月1日のサウサンプトン戦まで、14日間で5試合を戦う。過密日程の中で、複数のポジションをこなせる南野は貴重な存在となり得るのだろうか。
毎週火曜日21:00~無料生放送されている「~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line」。次回は1月28日(火)21:00~放送スタートの予定となっている。
放送情報
~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line
放送日時:2020年1月28日(火)21:00~
チャンネル:スカサカ!
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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