40歳で開幕投手、ヤクルト・石川雅規が200勝へ向けて奮投する!

東京ヤクルトスワローズ・石川雅規
東京ヤクルトスワローズ・石川雅規

約3ヶ月遅れで開幕し、熱戦を展開中のプロ野球。高津臣吾新監督の下、昨年の最下位から一気に優勝を目指す東京ヤクルトスワローズの主催ゲームは、今季もフジテレビONEの「SWALLOWS BASEBALL L!VE 2020」で全試合を完全生中継する。ヤクルトのエースといえば、40歳の大ベテラン石川雅規。今季、40歳以上では22年ぶりとなる開幕投手を務めた"小さな大投手"石川の左腕が、ヤクルト優勝のカギを握っている。

■努力を重ねて成長、大学時代にはシドニー五輪に出場

1980年、秋田県で約1800gの未熟児として生まれた石川は、小学3年で野球を始めるも、身長は常にクラスで最も低く、目立たない選手だった。中学で左利きを生かして投手となり、高校は軟式野球に転向してもいい覚悟で名門・秋田商業に入学。当初は20人いた投手の中で20番目の実力だったという。しかし、冬の秋田で腰の高さまである雪の中を毎日走り込み、体力をつけていった。

3年時にはエースとなり、1997年の夏の甲子園に出場。1回戦で浜田高(島根)の和田毅(現福岡ソフトバンク)と投げ合い、完投勝利を挙げている。その実績を認められ、青山学院大学に進学すると、2年の春にはエースの座をつかみ、3年時には日本代表に選出されてシドニーオリンピックに出場。2001年にドラフト自由獲得枠でヤクルトに入団した。

■プロ入りから5年連続を含む過去11度の2桁勝利!

プロ入り後、すぐに頭角を現した石川は、2002年4月4日の広島戦でプロ初登板初勝利を挙げ、ルーキーイヤーに12勝をマークして新人王に輝いた。翌年以降も常にローテーションを守り続けて勝星を積み重ね、2006年には入団から5年連続の2桁勝利を達成。この記録は球団史上初、セ・リーグでは堀内恒夫(巨人)、江夏豊(当時阪神)に次ぐ、史上3人目の快挙だった。

2007年には調子を崩して4勝に終わるも、2008年には12勝を挙げ、2.68で最優秀防御率のタイトルも獲得している。2009年、2010年と2年連続で13勝、その後はやや不本意なシーズンが続くも、2015年には自己最多タイの13勝を挙げて復活。限界説を吹き飛ばし、昨年もチーム最多の8勝をマーク。8勝のうち半分の4勝が巨人戦で、対巨人の通算成績を31勝27敗とした。巨人戦30勝以上かつ勝ち越している選手は過去に平松政次(大洋)、星野仙一(中日)、川口和久(当時広島)の3人しかいない価値あるものだ。

(C)ヤクルト球団

■クレバーな投球術と飽くなき向上心で通算200勝へ

身長167cm、体重73kgの小さな体ながら、石川がプロ入りから18年連続で20試合以上に登板し、通算171勝を挙げてこられた理由は、クレバーな投球術と、飽くなき向上心にある。ストレートの球速は130km/h台だが、スライダー、シュート、シンカーなど多彩な変化球はコントロール抜群。緩急をつけてストライクゾーンを広く使い、130km/h台のストレートをより速く、効果的に見せている。また、チームメイトの五十嵐亮太からナックルカーブの投げ方を教わるなど、常に新しいことに挑戦して進化し続けようとする探究心にあふれている。

今季は開幕から2戦続けて勝利投手の権利を持ってマウンドを降りるも、リリーフ陣が打ち込まれて勝利から見放されるなど結果は出ていないが、残り29勝に迫った通算200勝へ向けて、1つでも多く勝星を積み重ねたい。そして近い将来、最も身長の低い名球会入り選手が誕生することに期待が高まる。

文=田口裕(エンターバンク)

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放送情報

SWALLOWS BASEBALL L!VE 2020
放送日時:2020年7月24日(金)17:50~
チャンネル:フジテレビONE スポーツ・バラエティ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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