山本昌が2022年プロ野球セ・パの順位を予想！優勝を期待する球団とは

山本昌がMCを務める「マサNOTE～山本昌が記す球人の軌跡～」(スポーツライブ＋)では、毎回ゲストとして登場する偉大な野球人の生き様を掘り下げ、新たな学びを得ている。

3月19日(土)放送の＃31では、工藤公康が登場。現役時代に「優勝請負人」と呼ばれ3球団を日本一に導いた現役時代から5度の日本一を成し遂げた監督時代までの野球人生を振り返るほか、ピッチングのこだわりにも迫る。

今回、山本に今年のプロ野球ペナントレースの順位を予想してもらった。(※取材日の3月11日時点)

【セ・リーグ1位】中日ドラゴンズ

「うーん、そうですね。阪神...、いやドラゴンズにしようかな！立浪(和義)監督っていい星持ってるんですよ。それに、先発、中盤、後半とピッチャーはある程度揃っていますし、『打線はもう少し』って言われますけどメンバーはいるので。あと、立浪監督が『若い力を使う』と明言しているので、そういう人たちの伸び代も含めて去年のオリックスのような戦いを期待したいと思います」

【セ・リーグ2位】阪神タイガース

「本当は優勝に推したいんですけど、どうしても後ろのピッチャーが(固定せず)はっきりしないところがあるので2位にさせてもらいました。先発は揃っているので、あとは中継ぎ、抑え。去年もいなかったのに今年はさらにスアレスがいなくなったことで、そこをどうとらえるかですね。(かつて臨時コーチをしてアドバイスを贈った)藤浪(晋太郎)くんに関しては、本人も頑張っているし、あれだけの素材の選手はいないので復活して活躍してほしいですね」

【セ・リーグ3位】東京ヤクルトスワローズ

「打線はDeNAと並んでトップクラスだと思いますけど、やっぱり先発ピッチャーの層が薄い。ただ、奥川(恭伸)くんが覚醒すると、連覇の可能性も十分あると思います」

【セ・リーグ4位】読売ジャイアンツ

「巨人で。ジャイアンツもなんだかんだで打線もいいし、菅野(智之)くんっていう柱もいるんだけど、続くピッチャーが足りないなっていうところでBクラスにさせてもらいました」

【セ・リーグ5位】広島東洋カープ

「ピッチャーは大瀬良(大地)くんとか森下(暢仁)くんがいる中で、鈴木誠也の抜けた穴を誰が埋めるかですね。ただ、このチームはいつも打つ方は(穴を埋める選手が)出てくるので楽しみですね」

【セ・リーグ6位】横浜DeNAベイスターズ

「DeNAにしました。左の三本柱の濱口(遥大)(※「濱」は正しくは異体字)、東(克樹)、今永(昇太)がなかなか揃ったことがない...。東くんと今永くんは手術明けなので、この辺がどうかなと。打線はおそらくセ・リーグナンバーワンなので、この3人を含めたピッチャーの頑張り次第ですね」

【パ・リーグ1位】千葉ロッテマリーンズ

「...ロッテ！ロッテって堅実な野球をしますし、佐々木朗希くんが大躍進しそうな予感もありますから。すごいバッターが多くいるとかではなく、チームとしてまとまりがあるので、ソフトバンクもオリックスも強いんですけど順位をつけるとしたらロッテかなと」

【パ・リーグ2位】オリックス・バファローズ

「やっぱり元が強いからソフトバンク。...いや、オリックスはピッチャーがいいからなぁ～(悩)。うーん、オリックス！オリックスにしてください。キーマンはやはり山本(由伸)くんですね」

【パ・リーグ3位】福岡ソフトバンクホークス

「ソフトバンクで。選手がそろっているのでオリックスと迷うところですが...。ポイントは千賀(滉大)くんがちゃんと勝つかどうか。昨年は故障者が多かったので、そのあたり今年はどうかというのもポイントですね」

【パ・リーグ4位】東北楽天ゴールデンイーグルス

「いいピッチャーが多いし、田中(将大)投手は普通のピッチングをすれば必ず二桁勝てる投手なので、彼に期待しているファンの方も多いと思いますし」

【パ・リーグ5位】埼玉西武ライオンズ

「西武は『投手陣が...』って言われますけど、今年いいドラフトをしましたし、オープン戦を観てもいいピッチングをしていましたので、5位にしましたけど西武も強いんですよ？　パ・リーグはどこもレベルが高くて、どこが優勝してもおかしくないんです。今予想するのは難しいから、本当は(順位予想は)開幕直前まで待ってほしいんだけどね(笑)。西武までは優勝の可能性は十分あると思います。昨年は前年最下位のチーム同士で日本シリーズをやったくらいなのでわかりませんけど(笑)」

【パ・リーグ6位】北海道日本ハムファイターズ

「新庄(剛志)監督ですごく話題は多いでしょうが、純粋に戦力だけ見ると主力3人が抜けているので、弱くはないですけど1段階落ちるかなと。ただ、一番の注目チームでしょうね。(新庄監督は)あれだけエンターテインメントを考えて、なおかつ野球のことを一生懸命考えて、普通の監督の倍疲れているはずなんですけど生き生きとしているので、あれがシーズン通して勝ったり負けたりしていく中で(チームに)どう影響していくのかというのは非常に興味がありますね。ただ、あのテンションで1年間やればファンの人も楽しいと思います！」

文＝原田健

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