――今年の日本GPの注目ポイントや見どころは?
山本「ドライバーズチャンピオンを日本GPで決めてもらうと、日本のファンは3年ぶりにチャンピオンを目の前で見られるし、そういった意味で見どころの一つがレッドブルのマックス・フェルスタッペンのチャンピオン獲得の可能性。あともう一つは、角田くんの凱旋。米家さんが言ったように、2年目の今年は安心感をもって臨めるので、地元で慣れたサーキットをいいかたちで攻めてくれるんじゃないかなと。ただ、さっき川井さんも言ったように、僕も何回か走ったことがあるんですけど、F1だと速過ぎて休むところがないんですよね。そういった意味では、角田くんがF4とは速度域が違うF1マシンをどう走らせるかっていうのもポイントじゃないですかね」
米家「今年の車はバトルができる、前の車をフォローできるっていうのが一つの売りで、特に鈴鹿のセクター1、S字とかでも、前の車に付いていけるんじゃないかと、今まで以上にバトルができるんじゃないかと言われているので、今までは鈴鹿ってどうしても決勝がパレードっぽくなっちゃうところがあったんですけど、今年は結構いろんなところでバトルが見られるんじゃないかな」
川井「ちょっと期待し過ぎなところもあるんだけど、特性とするとこの前のオランダGPに近いような接戦になってくれたらいいかなと思う。レッドブルが速いというだけじゃなく、『フェラーリも来ました。メルセデスも来ました!』くらいの感覚になってくれたらいいかなと」
――F1に詳しくない方も「ここを見れば楽しめる」というポイントを教えて下さい。
川井「あまり難しく考えないで、今のグラウンドエフェクトカーを生で見るのは、多分ほとんどの人が初めてだろうから、その車が走るのを見て楽しんでもらった方がいいんじゃないかなって思うね」
山本「F1ってシートが20席しかないんですよ。だから、20人のドライバーの顔と名前を覚えてF1を見るだけで全然入っていけるんじゃないかなって思う。世界でモータースポーツをやっているすごく多い人口の中で、10チーム20台しかない世界の頂点レースなので、世界トップクラスのドライバーの顔と名前とゼッケンを覚えて見たら必ずハマってもらえると思います」
米家「ドライバーとかチームのSNSをフォローして、彼らが今リアルタイムでどういうことをやっているかっていうのを知ると、車の外でやってることと、実際その人がコースに出てきて走っているのを見比べて、それらをリンクさせることによっていろんな見え方がしてくるんじゃないかなと思いますね。また、セッション以外もやりますから、それも観ていただいて、いろんな角度からF1を見ると楽しめるんじゃないかなと思います」
――個人的に楽しみにしているところは?
山本「僕は今レッドブルと契約しているから、もちろんレッドブルに勝ってほしいんだけど、いちF1ファンとしてはレッドブル、フェラーリ、メルセデスの三つ巴6台のバトルをしてほしいね。そこにアルファタウリの角田とか(ピエール・)ガスリーとか、日本で走っていた人たちが絡んでくるとより面白い!そういうレースを見たいですね」
川井「鈴鹿って、基本的には抜けないサーキットであって戦略的なレースになりがちなんだけど、ちょっとここ最近、メルセデスが『えっ?』っていうような戦略をとってくるんで、今回はどんな出方でくるのかちょっと楽しみかな」
米家「個人的には日本人ドライバーの活躍!2002年(佐藤)琢磨選手、2012年(小林)可夢偉選手と10年ごとに何か起きていますから、今年(2022年)は角田選手が何か起こしてほしいなと思ってます」
文=原田健
放送情報
2022 FORMULA 1(R)
第18戦日本GP FORMULA 1 HONDA JAPANESE GRAND PRIX 2022
放送日時:2022年10月7日(金)11:50~、14:50~
2022年10月8日(土)11:50~、14:50~
2022年10月9日(日)12:00~、13:15~
チャンネル:フジテレビNEXT ライブ・プレミアム
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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