
(C) 2024 NTR Arts. All rights reserved.
――本作の「インド映画」としての魅力は、監督自身どのようにお考えですか?
「本作は『土着性』を表した映画といえます。ユニーク(特異)なのは、海がロケーションとしてあるという点です。それはインド映画の中で非常に特異なものだと思います。
また、漁師だった人たちが海賊のようになって、夜、海に繰り出していくというところもほかの映画と差別化している点です」
――本作を通して、いちばん伝えたいメッセージは何でしょうか?
「基本となるアイデアは、『恐怖心』です。私は、社会で生きるうえで、恐怖や畏敬の念を抱くということは必要だと考えています。『怖れ』はネガティブなことに捉えられがちですが、社会が正しく機能し、皆が尊重し合って生きるには必要だと思います。恐怖を適度に持っていることで、ほかの人に危害を加えなくなります。本作では、ヒーローが恐怖心を人に植えつけることによって、正しく生きる道を表しています」

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――監督自身が、日本に来てこれからしたいことや、すでに印象に残っていることはありますか?
「日本のことはいろいろ聞いてきて、『質』を大切にすると聞いています。何か製品を作るにしてもベストの物を作ると聞いているので、お店でいろいろなものを見てみたいです。
また、富士山のことも聞いているので、気になります。あとは歩きたいですね。日本はきれいだということを聞いていて、実際、本当にきれいなので、なるべく色んな場所を歩きたいです」
――日本のファンに、ぜひ注目してほしいシーンがあれば教えてください
「最初から見逃せません。ラストももちろん見逃せないですね。注目してほしいです。
あと、本作は父親と子どもの関係性と感情を軸にストーリーが展開していきます。父親に毎晩せがんで話を聞かせてもらうのが好きだった子ども自身が、いちばん壮大なストーリーを生きるという点にも注目してほしいですね」

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文=HOMINIS編集部
映画情報
『デーヴァラ』
新宿ピカデリー他にて絶賛上映中!
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