――阪田さんと同世代でも昭和に興味がある方がいると思います。阪田さんが昭和に触れる際に、大事にしていることはありますか?
「『SNSを見て満足しない』ということですね。今の時代、大半の人は現地に足を運ばず、SNSで満足しちゃうと思うんです。でも、実際に見るってすごく大事だし、気になったら自分で調べて見た方が絶対に思い出に残るんですよ。私のおばあちゃんも、1970年の大阪万博のことは今でも喋れます。ネットで調べただけでは、20〜30年後には忘れちゃうと思うんですよね」
――阪田さんは趣味や好きなことを仕事につなげています。「好きなことを仕事にする生き方」については、どんなことを感じていますか?
「これ以上の幸せはないですね。今思うのは、好きなことを仕事にできたのは、『自分の好きを隠さなかったから』だと思うんです。高校生のとき、昭和好きということもあって、男子から変人扱いされたことがありました。でも、それを乗り越えて『私は昭和が好きやし、隠したくないな』と思っているうちに仕事になったので、どんなことがあろうと、好きなことを『好きだ』と言える心が大事なのかなと思います」
――そんな阪田さんの人生を変えたチェッカーズさんの映画「チェッカーズ SONG FOR U.S.A.」(1986年公開)が、スカパー!「ホームドラマチャンネル」で12月1日(日)に放送されます。阪田さんも大好きな作品だそうですね。見どころを教えてください!
「ハーレーダビッドソンに乗った高杢(禎彦)さんが、仲間と合流し、街を暴走するところで『ギザギザハートの子守唄』が流れるシーンがあるんですけど、私はそのシーンがすごく好きです。芸能記者役の浅野温子さんもすごく綺麗で『なんなのよこの女は!』と思わせる演技が素晴らしいので、注目してほしいですね。あとは、藤井尚之さんのラブシーン。ファンとしてはたまらないシーンだったので、ぜひご覧あれ(笑)!」
取材・写真=浜瀬将樹
放送情報
「スカパー! 昭和テレビ」
開催期間:11月1日(金)〜12月31日(火)まで
映画「チェッカーズ SONG FOR U.S.A.」
放送局:ホームドラマチャンネル
放送日:12月1日(日)午後8:45〜
出演:藤井郁弥、武内享、高杢禎彦、大土井裕二、鶴久政治、徳永善也、藤井尚之、浅野温子ほか
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