明石家さんまが吉本騒動の真っ只中で盟友・小堺一機と交わした心憎い"名セリフ"

このほか番組では、さんまが好きな俳優(ケビン・コスナー)、女優(チャン・ツィイー)にまつわる話から、名コメディアンとして名をはせたピーター・セラーズへの熱い想いまで、映画話は多岐にわたるジャンルに及んだ。中でも、映画にまつわる思い出を語るトークの流れで、さんまがかつての結婚生活や恋愛経験をぶっちゃける場面も!

■『フィールド・オブ・ドリームス』が決定づけた離婚

ケビン・コスナーのファンであるさんまのフェイバリット・ムービーが、『フィールド・オブ・ドリームス』(1989年)というのは有名な話。謎の声に従って、大事なトウモロコシ畑を潰して野球場に変える男・レイ(コスナー)の"ドリーム"を描いた本作で、その夢を後押しした妻の存在が、さんまにとっての"理想の妻"だったという。

元妻・大竹しのぶと一緒に映画館に『フィールド・オブ・ドリームス』を観に行った際、生活を顧みずに夢を追う主人公に対して、大竹が「バカじゃないの?生活どうすんのよ」とつぶやいたといい、その価値観の違いから「(結婚生活は)もう長くないな」と悟ったと明かし、小堺を笑わせたさんま。極めつけは、離婚直前に観たという『ローズ家の戦争』(1989年)に話がおよび、「大好きだった2人が憎しみ合って殺し合いをする内容やねんけど、知らずに観に行ったら...大竹さん、ゲラゲラ笑っとったんや。これで完璧に終わった(笑)」。実際この数ヶ月後に離婚したそうで、司会の小堺も、「『ローズ家の戦争』は初耳」と大笑いしていた。

■俺のニョッキもペコペコ...?『ゴッドファーザー』で終わった恋

その昔、本屋で偶然会ったさんまに、「面白い本はないか?」と聞かれて「ゴッドファーザー」のメイキング本を薦めた時の話を語り出した小堺。「数日経ってから、さんまさんから『おい、どないしてくれるんや』と電話がかかってきて。本の中に登場する"ジャガイモのニョッキ"をさんまさんが好きだと勘違いした彼女とモメた...というクレームだった。僕、本を薦めただけなのに...(笑)」と、当時のエピソードを披露した。

映画『ゴッドファーザー PARTIII』(1990年)でも描かれるニョッキは、平和だった時代の味の象徴として登場する、イタリアの家庭の味。「彼女がニョッキを作ったんやけど、えらい時間かかるから腹は減ってくるわ、食べたら大して美味くないわ...。ほんで、おでんといなり寿司をコンビニで買うてきてもらって、それを『美味い、美味い』と食べていたら、泣き出して帰りはった」と暴露。小堺に対して、「オマエのせいで、俺の恋が一つ終わってしもたんや!俺の"ニョッキ"もペコペコやっちゅうねん」と、まさかの下ネタでまとめ上げ、これには番組スタッフや取材陣も思わず笑ってしまった。

収録の終盤、「さんまさんは、映画は撮らないんですか?そんなに詳しいのに」と、今回の映画談議を総括するように切り出した小堺。「今は撮るのはまだ無理やね。まだバラエティ番組も忙しいし...」と口を濁したさんまに対して、「一時期、60歳で引退だっていう噂が広まったことがありましたけど、じゃあそんなことは忘れていいですね」と、ズバッと切り込む場面も見られた。

ほぼ3時間ぶっ通しで喋りまくっていた「小堺一機のエイガタリ」。番組では濃くて楽しい映画談議が盛りだくさん!2人の"脱線"しまくりの映画トークをぜひ心ゆくまで楽しんでほしい。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

小堺一機のエイガタリ#3 ゲスト:明石家さんま
放送日時:2019年10月26日(土)14:00~
チャンネル:ムービープラス
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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