
たくさんのアイドルグループがいる昨今。
数多のグループが一丸となって、勢力を増しているのがEBiDAN(エビダン)だ。
EBiDANとは、スターダストプロモーションに所属する若手男性俳優・タレントで構成されたアーティスト集団、「恵比寿学園男子部」(えびすがくえんだんしぶ)の略。超特急、M!LK、さくらしめじ、SUPER★DRAGON、ONE N' ONLY、原因は自分にある。、BUDDiiS、Lienel、ICExなどで構成されている。
HOMINISでは、そんなEBiDANの各グループの魅力を深ぼりしていく。今回はその第1弾!
今、世界的に"バズっている"M!LK(ミルク)について紹介しよう。
何色にも染まれるのがM!LKの強み

「M!LK」とは、スターダストプロモーションに所属する佐野勇斗、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人からなる5人組ダンスボーカルグループ。
2014年に結成され、昨年2024年には結成10周年を記念したアニバーサリーイヤーを迎えた。
ちなみにグループ名の由来は「何色にも染まることの出来る存在に」という意味が込められている。これまでに2021年のメジャーデビューシングル『Ribbon』などの王道アイドルらしい爽やかな楽曲はもちろん、大人の色気たっぷりの楽曲『Kiss Plan』、結成から得意とするかわいさ満点の『コーヒーが飲めません』など変幻自在なコンセプトで、み!るきーず(M!LKファンの呼称)を沸かせてきた。
最新曲は7億回再生!「イイじゃん」はM!LKだからこそ表現できる
特に3月5日にリリースされたメジャー2ndアルバム『M!X』の表題曲『イイじゃん』は、今日本にとどまらず、世界中で話題に。Aメロ、Bメロでは爽やかな楽曲を物にしてきたM!LKらしい王道の青春ソングなのだが、サビではいきなりクラブサウンドに曲調が一変。「あれ?今日ビジュイイじゃん」という特長的なサビはTikTokを中心に話題になっており、TikTokでの総再生数は4月時点で7億回を突破。音楽チャートTOP50で1位に躍り出る快挙を成し遂げている。
さらに、TikTokにダンス動画が投稿されたり、「今日ビジュイイじゃん」とインフルエンサーやアーティストなどがダンスする姿が見受けられているとのこと。ファンだけでなく、幅広い世代の層から注目されている。
この楽曲について佐野はリリース日の囲み会見で「YouTubeでMVを観ていたら(あまりのギャップに)CM挟んだのかと思いました」(※)との発言も。
しかし、そんなサプライズ楽曲をパフォーマンスできるのは、多彩な楽曲を今までにリリースし続けてきた経験、さらにはメンバー全員がコンセプトにマッチした表現力を噛み砕ける力を持ち合わせているからだと感じる。決して『イイじゃん』は誰が歌ってもバズっていたわけではないのだ。
個性豊かなメンバー5人を紹介
メンバー1人1人についても紹介したい。

まずは、先月2025年3月まで放送されていた連続テレビ小説『おむすび』にて主人公・結(橋本環奈)の夫、翔也を演じていた佐野勇斗だ。ドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系)や、『真犯人フラグ』(日本テレビ系)など数多くの作品に出演し、俳優としてもどんどんと躍進している佐野だが、M!LKでは最年長として、明るく、そして時には厳しくメンバーを牽引している。そして、何よりもM!LKへの愛、思いが強い。以前、HOMINISでインタビューした際、"何のために、この仕事を頑張っていますか?"と質問したところ間髪入れずに「M!LKのドームツアーです。それ以外ないです」と明言したのが印象的であった。

塩﨑太智は、かわいらしい面持ちとは裏腹に、身体能力が高く、ダンスとアクロバットで魅せるメンバー。さらにその身体能力の高さは、M!LKでの活動のみならずTBS『最強スポーツ男子頂上決戦』でも話題に。名だたるスポーツ自慢の芸能人たちの中で、塩﨑は2024年に総合5位を、そして時を同じくしてハードジャンパーの種目では優勝を勝ち取った。また、M!LKのライブにおいては演出担当を担っている塩﨑。それゆえか、MCが少し長引きそうになると少し気にしたそぶりを見せ、そのことをメンバーにいじられるのもたびたび見受けられる。

グループ最年少の曽野舜太は、とにかく太陽のような存在。まさにメンバーカラー"ハッピーレッド"を担当するのにふさわしく、はじけるような笑顔でファンそしてメンバーを元気付けている印象だ。また、2025年3月には学習院大学を無事卒業。多忙な芸能活動と学業を両立させたことが話題になった。また、インテリジェンスな1面を生かし、2022年度には約1年間、ZIP!内のコーナー「ベラベラ ENGLISH 星星 the Teacher」(日本テレビ)を担当。大学入学共通テストに向け受験生を励ますようなカウントダウンをSNSに載せたり、英検準1級に合格したりとファンにとって"一緒に頑張りたい"と思わせる存在でもあるように感じる。

山中柔太朗は、公開を控える映画『君がトクベツ』にて、なにわ男子の大橋和也、FANTASTICSの木村慧人、DXTEENの大久保波留、MAZZELのNAOYAと劇中に登場する国民的アイドルグループ「LiKE LEGEND(読み:ライクレジェンド/通称:ライクレ)」のメンバーとしても注目されている。役者としても多忙な日々を極める山中だが、M!LKイチのおしゃれ番長でもある。実際に、ファッション好きがこうじて、2021年春のツアーからはライブの衣装製作にも携わっている。トレンドやメンバーらしさをおさえたこだわりの衣装にはぜひとも注目してほしい。

最後に紹介するのは、M!LKのリーダー吉田仁人。前に出てがんがんと引っ張っていくよりは、冷静にメンバーのブレーキとなる存在。そして、圧巻の歌唱力を持っている。ちなみに生粋のリトルトゥース(オードリーANNのリスナーの呼称)であり、ラジオへの思いが強い吉田。2023年3月30日からは伝統あるラジオ枠『レコメン!』(文化放送)の木曜パーソナリティを務めているのだが、アイドルとは思えない歯に衣着せぬリスナーとのやりとりがおもしろい。ステージ上とのギャップを感じたいのなら、ぜひとも1度聞いてみてはいかがだろうか。
圧倒的チームワークで、本気でドームを目指す
ここまでの紹介で個性豊かな面々だということは理解いただけたのではないかと思う。しかし、個性豊か=バラバラではない。メンバー5人が「いつかドームツアーをしたい!」という強い思いを持ち、各々の特技を活かして知名度をアップ。着実に夢へと近づいている印象。2024年には、自身初めての東阪アリーナツアー『10th Anniversary M!LK ARENA TOUR「I CAN DRINK!」』も成功させた。

また、先日放送が終了したM!LK5人での地上波初レギュラー番組『限界突破!やってM!LK』(TBS系)や、オフィシャルYouTubeチャンネルを見ていると必要以上にベタつきはしないが、各々が自由に発言する姿を見て、風通しの良さを感じさせる。特におすすめしたいのはメンバー5人が佐野の実家に泊まりに行く「佐野勇斗の実家が宝の山過ぎた。」だ。良い意味で、20代の等身大な彼らの姿はただただ見ているだけでほっこりとする。
ぜひともパフォーマンスと合わせて、仲睦まじい姿にも注目してほしい。

文=於ありさ
公演情報
『M!LK CONCERT TOUR 2025 "M!X"』
【愛知】愛知県芸術劇場 大ホール
2025年4月26日(土) 開場17:00/開演18:00
2025年4月27日(日)
≪1部≫開場12:30/開演13:30
≪2部≫開場17:00/開演18:00
【宮城】仙台サンプラザホール
2025年5月3日(土) 開場17:00/開演18:00
2025年5月4日(日) 開場14:00/開演15:00
【福岡】福岡サンパレ
2025年5月16日(金) 開場17:30/開演18:30
【熊本】熊本城ホール メインホール
2025年5月17日(土) 開場17:00/開演18:00
【神奈川】横浜アリーナ
2025年6月14日(土) 開場16:00/開演17:00
2025年6月15日(日) 開場14:00/開演15:00
【兵庫】神戸ワールド記念ホール
2025年7月19日(土) 開場17:00/開演18:00
2025年7月20日(日)
≪1部≫開場11:30/開演12:30
≪2部≫開場16:30/開演17:30
<席種・料金・年齢制限>
■愛知・宮城・福岡・熊本公演
指定席 8,800円(税込)
ファミリー席 8,800円(税込)
■神奈川・兵庫公演
指定席 9,800円(税込)
ファミリー席 9,800円(税込)
詳しくは
こちら
コメント