TVアニメ『キルアオ』が、4月11日(土)よりテレ東系列で放送開始される。藤巻忠俊による同名漫画を原作とする本作は、伝説の殺し屋・大狼十三が中学生の姿となり、学園生活に身を置くことになる"青春やり直し系"アクションコメディ。殺し屋としての緊張感と、学生生活ならではの可笑しみが交錯する独自の世界観で、アニメ化発表時から大きな注目を集めてきた。
そんなTVアニメ『キルアオ』で、おしゃぶりをくわえた殺し屋・古波鮫シンを演じるのが佐久間大介だ。原作を読んできたからこその作品愛を土台に、役との共通点、アフレコでのこだわり、そして表現者として大切にしている想いを語ってもらった。
――まずは、TVアニメ『キルアオ』のオーディションを受けると聞いたときの率直なお気持ちから教えてください
「やっぱりテンションが上がりましたね。もともと『週刊少年ジャンプ』を毎週買って読んでいるので、新連載が始まると自然にチェックしているんです。だから、知っている作品のオーディションだとそれだけで嬉しいですし、その作品の中には絶対に好きなキャラクターが出てくるので、その好きなキャラクターで受かりたいという気持ちで挑みました」
――その中でも、シンは特に好きなキャラクターだったそうですね
「そうですね。僕はシンが一番好きでした。ビジュアルももちろんなんですけど、キャラクター性が面白いのに、ちゃんとかっこいい。そのギャップがすごく魅力的で、原作を読んでいても惹かれる存在でした」
(C)藤巻忠俊/集英社・「キルアオ」製作委員会
――『キルアオ』という作品自体の魅力は、どんなところに感じていますか?
「やっぱり設定が強いですよね。39歳が中学生になるって何それ、しかも殺し屋ってどういうこと、という(笑)。その時点で面白いんですけど、そこに"おじさんあるある"みたいな感覚も入ってくるし、自分が年齢を重ねたからこそ共感できる部分もある。
一方で、中学の頃はこうだったなという遅れてきた青春の追体験もできる。その両方があるのが面白いんです。しかも、そこにアクションもあって、キャラクターのかっこよさもちゃんと見せてくれる。家族で観ても、世代ごとに刺さるポイントが違う作品だと思うので、そこも魅力だなと思います」
――実際に演じることになって、シンにご自身と重なる部分は感じましたか?
「僕自身、もともとすごく引っ込み思案だったんです。子どもの頃は目立つのが嫌いだったし、人の目を見て話すのも得意じゃなかった。だから、根っこの部分ではシンの照れ屋なところに近いものを感じます。緊張すると何もできなくなっちゃう感じとか、そういう感覚もすごくわかるんです。
その一方で、僕は生きていく中で自分のスイッチの切り替え方を覚えてきたところがあって。シンのかっこいいシーンは、僕の中では"理想の自分"に切り替わる瞬間とも重なるんですよね。だから、似ている部分と、自分の理想が乗っかっている部分の両方がある感覚です」
――逆に、「これはかなわないな」「かっこよすぎるな」と思うところは?
「いっぱいありますけど、やっぱりプロの殺し屋としてのかっこよさですよね。原作では必殺技みたいな見せ場もありますし、『うわ、かっけえ!』って素直に思います。ああいう強さにはやっぱり憧れます」
――今回、演じる上でどのようなアプローチをされたのでしょうか?
「オーディションのときにはなかったんですけど、受かったあとに音響監督さんとお話しする機会があって、リアルにおしゃぶりをくわえてアフレコしてみようという話になったんです。試しに一回やってみたらすごく合っていて、今は実際におしゃぶりを使って収録しています」
――すごいですね
「4つくらい買って試しました(笑)。どれが一番くわえやすくて、喋りやすいかを比べて、最終的に0歳から使える一番柔らかいものに落ち着きました。それが一番喋りやすかったです」
――実際にやってみて難しさはありましたか?
「破裂音は難しいですね。"ぱ"とか"ば"とかは、ちょっと甘くなりやすいなと思いながらやっています。でも、おしゃぶりをくわえている状態のリアルさも、この役の面白さとしてすごく大事だと思っていて。そこは音響監督さんも踏まえたうえでの演出なので、多少音が変わることも含めて、今回はそのリアルさを優先しています」











