2018年6月16日、日本で「AKB48 53rd シングル 世界選抜総選挙」が行われた。前田敦子や大島優子、指原莉乃らが歴代1位を飾ってきた「選抜総選挙」は、"ファン投票"によって順位が決定。順位はそのまま指定のCDシングルに参加するメンバーの基準となり、その後のアイドル活動にも影響を与える、ファンにとってもAKBグループメンバーにとっても大切なイベントの一つだ。
一方、お隣の国・韓国では投票システムによる、アイドルプロデュース番組が人気を集めている。その火付け役となった番組が、「PRODUCE 101」だ。本番組は、2016年に「シーズン1」の放送が韓国でスタートし、チャン・グンソクが国民プロデューサー代表として出演。さらに2017年にはBoAを国民プロデューサー代表に迎え、「シーズン2」の放送がスタート。日本でもデビューを果たし、人気急上昇中のボーイズグループ・Wanna Oneを誕生させた。
そして2018年6月。"会いに行けるアイドル"をコンセプトに専用劇場で公演を行う「AKB48システム」と、国民(視聴者)による直接投票によってアイドルデビューメンバーを決定する「PRODUCE 101システム」を融合させたプログラムが、日本と韓国による協力体制の下、始動した。その名も「PRODUCE48」だ。
「PRODUCE48」とは、韓国の地に集められた96人の少女たちの中から、世界を舞台に活動するガールズ・グループのメンバー12人を決める一大プロジェクトのこと。韓国の有名事務所所属の練習生だけでなく、日本からも宮脇咲良らAKB48グループのメンバーが参加を果たし、両国のアイドル文化の違いや厳しい評価の壁にぶつかりながらも、互いに切磋琢磨し合いながら成長していく様子がリアルタイムで楽しむことができる。
例えば「#1」「#2」で放送された、練習生たちの実力をA~Fのレベルに分ける「レベル評価」。ここでは厳しいダンス・歌唱レッスンを受けた韓国の練習生たちがAやB評価をくだされる一方、愛らしさやファンを楽しませるステージで人気を誇るAKB48グループのメンバーは次々とEやF評価となり、悔しさから涙を流してしまう。A評価を勝ち取った宮脇も、「正直Fだと思っていた」とこぼすほど、その実力差にただただ驚きと悔しさを感じたようだ。
そんな中、先週7月13日放送の#5では、初の脱落者が発表された。96名の中から上位58名が熾烈な戦いを潜り抜け、次のステージへと駒を進めることとなった。4位の宮脇を含め、これからはこの58名がメンバー入りを目指して新たなチャレンジを続けていく。
また今回の国民プロデューサー代表には、日韓ともに人気を誇る俳優のイ・スンギが選出され、少女たちの涙や上を目指す姿勢を見守りながら、自身も彼女たちをサポート。そして本プロジェクトもいよいよ折り返し地点を迎え、競争はより激しいものへと変わっていくことだろう。さらに最終回は生放送にて、選抜メンバー12人を発表することが決定。毎週驚きと興奮を与えてくれる少女たちのうち、誰が世界デビューへの切符を手に入れるのか。その結末は自分の目でぜひ確かめてほしい。
文=椋鳥
放送情報
PRODUCE48
放送日時:2018年7月20日(金)23:00~ (#6)
※毎週(金)23:00~日韓同時放送
チャンネル:BSスカパー!、Mnet
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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