乃木坂46"中期"の代表的舞台「じょしらく」で堀未央奈衛藤美彩らの個性が光る!

グループとしてはもちろん、メンバーそれぞれがファッション誌や写真集などの出版メディア、ドラマやバラエティ、ラジオ、舞台など幅広く活躍を続ける乃木坂46。彼女たちが2015年に出演した舞台「じょしらく」が、4月19日(金)から3夜連続でTBSチャンネル2にて放送される。

「じょしらく」は久米田康治、ヤスによる同名漫画を原作とした喜劇。女性落語家たちが寄席の楽屋で繰り広げる他愛もないやり取りを軽妙に描いている。作、演出を担当したのは、戯曲はもちろん、お笑い芸人のライブの構成や演出なども手掛ける川尻恵太(SUGARBOY)。公開オーディションによって選ばれた15人のメンバーが、3チーム(<チームら>、<チームく>、<チームご>)に分かれ、トリプルキャストの作品として上演。メンバーのいずれかが公演ごとに落語に挑戦したことでも話題になった。

<チームら>で蕪羅亭 魔梨威(ぶらてい まりい)を演じる斉藤優里は、乃木坂46ファンの間では明るくおっとりとした性格の持ち主として知られている。彼女の影響もあってか、「ら」は柔らかい空気を持つチームになった。その中で、落ち着いた雰囲気を持ちながらも実は武闘派な空琉美遊亭 丸京(くうるびゆうてい がんきょう)を演じる堀未央奈の淡々とした表情や、天真爛漫でマスコット的なポジションの波浪浮亭 木胡桃(はろうきてい きぐるみ)を演じる星野みなみの愛らしさが光る。

<チームく>は、乃木坂46の1期生である中田花奈、松村沙友理、高山一実、井上小百合が名を連ねる。そんな芸達者な面々と、2期生の中でもかなり控えめな印象の佐々木琴子がチームを組んだ。安定感と一体感が強い「く」の注目キャストは、暗落亭 苦来(あんらくてい くくる)役の中田だ。悲しいバックグラウンドを持ち、ひたすら根暗な苦来をかなり"いい味"で演じている。また、多くのバラエティ番組で活躍し、小説「トラペジウム」で作家デビューも果たしている高山が、防波亭 手寅(ぼうはてい てとら)役でどんな演技をするのかにも注目していただきたい。

<チームご>には、3チームの中で最も個性の強い5人が集まった。乃木坂46内で"お姉さんキャラ"として後輩たちから慕われていた衛藤美彩(2019年3月にグループを卒業)が姉御肌な魔梨威を演じており、頼もしさは抜群だ。また、当時、グループ内の"かわいいファクター"を担うメンバーの1人であった中元日芽香(2017年末に乃木坂46を卒業)がそのキャラクターを封印し、落語家面々のバランサーであるしっかり者の手寅を演じる姿は印象的だ。圧倒的に喜劇色が濃い本作のストーリー上で、そんな魔梨威と手寅が固い友情を見せる場面は大きな見どころになっている。

今夏にグループ結成8周年を迎える乃木坂46の歴史の中で、"中期"にあたる時期にこの「じょしらく」は上演された。グループのカラーと各メンバーの個性が濃くなり始めたころの作品として、現在の乃木坂46が持つ空気感と比較して観るのも面白い。また、古くからのファンにとっては、すでに卒業してしまったメンバーの魅力や、その後の大躍進につながるひとつの布石として、深い感慨とともに振り返ることができる機会になりそうだ。

文=大小田真

各チームメンバー
<チームら>山崎怜奈、堀未央奈、斉藤優里、伊藤万理華、星野みなみ
<チームく>中田花奈、佐々木琴子、松村沙友理、高山一実、井上小百合
<チームご>齋藤飛鳥、能條愛未、衛藤美彩、中元日芽香、北野日奈子

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放送情報

乃木坂46出演舞台「じょしらく」「チームら」
放送日時:2019年4月19日(金)21:00~

乃木坂46出演舞台「じょしらく」「チームく」
放送日時:2019年4月20日(土)21:00~

乃木坂46出演舞台「じょしらく」「チームご」
放送日時:2019年4月21日(日)21:00~

チャンネル:TBSチャンネル2 名作ドラマ・スポーツ・アニメ

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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