韓国デビューから1年！IZ*ONE(アイズワン)ら、新世代K-POPスターの影響力とその反響

毎年年末に開催されるアジア最大級の音楽授賞式「2019 Mnet Asian Music Awards」(以下、MAMA)。K-POPファンだけではなく、世界中の音楽ファンが注目するこの祭典が、今年は12月4日(水)に愛知・ナゴヤドームで行われることとなった。今回はMAMA史上初のドーム会場であること、韓国ではなく日本のみの開催地となる(2018年は韓国・日本・香港の3地域で開催した)ことからも、非常に話題になっている。

1999年にスタートした前身の「Mnet映像音楽大賞」から数えて20年目を迎えるMAMA。今年のMAMA開催地については、昨今の政治的背景からMAMA事務局でも議論を重ねてきたものの、最終的に「国と文化の境界を越えて、K-POPとアジア音楽が世界の主流になれるよう努力を続けていきたい」と信念を貫き、日本でのドーム公演を決断したという。日本で巻き起こった第3次韓流ブームの中心にいるファン層も、"好きな音楽・アーティスト"をただ聴きたい、応援したいという純粋な想いを抱いているのが大半だ。事実、世界中を席巻するBTS (防弾少年団)をはじめ、今年大ブレイクを果たしたIZ*ONE(アイズワン)は、若年層のファンを中心に凄まじい影響力を見せている。

「2019 MAMA」では「今年の歌手」や「今年の歌」など5部門でノミネートされているIZ*ONEは、文字通り大ヒットの一年だった。2018年10月29日に韓国デビューを飾った彼女たちは、初の単独ツアーに加え、米国や日本などで行われた「KCON 2019」、今年8月30日に開業したAichi Sky Expo(愛知)の"こけら落とし"イベントとなった「AICHI IMPACT! 2019」など、国内外の大規模イベントにも数多く出演した。

特に、トップ選手や芸能人プレイヤーが多数出場した国内最大級のeスポーツ大会と、K-POPライブが行われた「AICHI IMPACT! 2019」(8月30日～9月1日開催)では、3日間でのべ35,000人を動員。IZ*ONEのほか、今年1月にデビューした10人組ガールズグループ・Cherry Bullet、デビュー時の短パン衣装が衝撃的で"ホットパンツドル"と話題を呼んだA.C.E、メンバー全員が身長180cm以上というスタイル抜群のApeaceが出演したライブステージ「Mnet Presents AICHI IMPACT! 2019 KPOP FESTIVAL」の模様は、Mnetにて11月28日(木)に放送される。

IZ*ONEは日本デビュー曲の「好きと言わせたい」からライブをスタート。響き渡る歓声の中、「好きになっちゃうだろう？」を続けざまに披露した。MCでは8月31日に15歳の誕生日を迎えたチャン・ウォニョンをお祝いするサプライズケーキも登場！ファンのペンライトをロウソクに見立てて吹き消すというパフォーマンスもあり、客席との一体感がより感動的な演出に。その後も「La Vie en Rose」や「Up」など全4曲で会場を盛り上げた。

ライブでの割れんばかりの拍手、そして観客とアーティスト、また観客同士の一体感を見ると、K-POPが日本の中でひとつのエンタメジャンルとして確立したことを感じずにはいられない。これからもIZ*ONEをはじめとしたK-POPスターの反響は各所で聞こえてきそうだ。

文＝津金美雪

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