――おびえる表情や怖がる表情など振り切った芝居が多かった美乃里を演じて、演技の幅も広がったのでは?
「前作がすごく素敵な作品だったので『それに続きたいな』という思いもありましたし、監督はじめスタッフさんが求めているものに少しでも近づけたらなと思って、全力でやらせていただきました。でも、私も(試写で)スクリーンで観て、『あ、こんな表情してたんだ』って感じた部分もあって新しい発見でした(笑)。またこういったミステリー系のシリアスなお芝居もやりたいなと思いますし、いろんな役に挑戦したいなと思っています」
――スマホを使った犯罪がテーマの作品ですが、ご自身にとってスマホはどんな存在ですか?
「何でも情報が入っていてすぐに調べられるので、肌身離さず持っている大事な物ですね。どこかに置いて来ちゃったらすごく心配になると思います。"依存"ではないですけど、なくてはならない物になっていますね。移動中もスマホで音楽を聴いたり、空き時間があったら触っちゃいます」
――加賀谷との関係に悩む美乃里ですが、最近のご自身の悩みは?
「新幹線で寝られないのが悩みですね。マネージャーさんが起こしてくれるというのは分かっていても、"起こされて慌てて降りる"というのが怖くて。スマホを落とすかもしれないし!(笑)。心配性なんですよね。寝られても熟睡はできないから、大体起きていて音楽を聴いたり、ダンスの振りの確認のために動画を見たり、スマホで動画を見たり、漫画を読んだりして過ごしています」
――タイトルに掛けて、ご自身が絶対失したくないものを教えてください。
「スピード!ライブでの早着替えや、お仕事が終わって着替えて出るのがめちゃめちゃ早いんですよ。そのスピードは落としたくないですね。ライブの早着替えでは"1分半で着替えて、登場する場所に移動しないといけない"という時でも、ちょっと時間が余るくらいめちゃめちゃ早く着替えるんです。帰りの準備が早いのも、メンバーも多いしスタッフさんもお待たせすることになってしまうから。ずっと心掛けてきたことなので、これからも失くしたくないです」
――最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします!
「続編ということで、新たな事件が起こっていくストーリーなのですが、最後まで事件の黒幕が誰なのかというのが、私も試写で観た時に内容を知っているはずなのに『誰が犯人なのかな?』って思ってしまったくらい分からないので、一緒に推理しながら楽しんでいただけたらいいなと思います。また、出演されている方が皆さん豪華な方ばかりで、それぞれの役柄が面白く描かれているので、そういうところも含めて観て楽しんでいただけたらと思います」
文=原田健 撮影=中川容邦
出演情報
映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」
2月21日(金)公開
詳しくはこちら