――舞台への出演が続いていますが、お芝居に対する思いは?
「やっぱりまだ緊張しますね。以前共演させていただいた経験豊富な方々からたくさんのことを学ばせていただいて、お芝居の難しさを実感しているところなので。すごく新鮮な気持ちで取り組めていて、『まだまだ勉強だ!』という感じで前のめりに頑張りたいなって思っています」
――この作品はスマホを落としたことをきっかけに起こる事件を描いていますが、最近ご自身がゾッとしたことは?
「ゾッとしたというほどではないのですが、今年のお正月に帰省をしようと思って荷造りをした時に、手土産をスーツケースにたくさん詰め込んで、さらになかなか使う機会がなかったトースターを実家で使おうと、紙袋に入れてスーツケースの上に載せて家を出たんです。駅まで歩いていたら、スーツケースのハンドル部分に引っ掛けていた紙袋の手提げひもがちぎれて、トースターが転がり落ちてしまって!もう、抱えて歩くには大きくて重いし、タクシーを止めようにも元旦の早朝で1台も走ってなくて...。寒空の下、交差点の真ん中でどうしようかと途方に暮れて立ち尽くした、ということがありました(苦笑)」
――物語は本性を隠した犯人が近づいてくるという内容ですが、乃木坂46の中で本性が分からないミステリアスなメンバーは?
「謎が多いなと思うのは齋藤飛鳥さん!普段何をされているのか全然想像がつかなくて、家では何をされているんだろう?他の先輩はなんとなく想像がつくのですが、飛鳥さんは全然分からない...。スマホとかのぞいてみたいです(笑)」
――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします!
「この舞台に出演することができてとてもうれしいです!この作品は映画やコミック、朗読劇などいろいろなかたちになっていますが、その中で舞台というのは初めてのことなので、他のコンテンツではできなかったようなアプローチで物語が進んでいきます。そんな舞台ならではの『スマホを落としただけなのに』の世界を、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。会場でお待ちしています!」
文=原田健 撮影=中川容邦
舞台情報
舞台「スマホを落としただけなのに」
東京公演:2020年3月20日(金・祝)~4月5日(日) ※3/23(月)、3/31(火)は休演
東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
大阪公演:2020年4月18日(土)、19(日)
大阪・松下IMPホール
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