Juice=Juiceが、3月30日(月)放送の「新世紀ミュージック」に出演。同番組は、MCのハマ・オカモトと松岡茉優がゲストの知られざる一面に迫る。また、ゲストによるパフォーマンスを送る。
3月30日の放送では、Juice=Juiceの新メンバー、工藤由愛、松永里愛の知られざるキャラクターに迫るほか、6月に卒業する宮本佳林をフィーチャー。パフォーマンスでは、「『ひとりで生きられそう』って それってねえ、褒めているの?」と、4月1日(水)発売の新曲「ポップミュージック」を披露する。
今回、収録後に行ったメンバーへのインタビューを2日連続でお届けする。第2弾は、金澤朋子、高木紗友希、宮本佳林、植村あかりの初期メンバー4人に、トーク収録の感想やそれぞれの印象深いステージ、宮本との1番の思い出などについて語ってもらった。
――宮本さんの卒業をフィーチャーしたトーク収録でしたが、現在の心境は?
金澤「宮本が卒業発表してからメンバーそれぞれがブログなどでコメントを出していたりするのですが、改めて自分の口から語ると『あ、本当に卒業するんだな』と実感しました。一方でまだ不思議な気持ちもあって、『これまで何度も来させていただいていた収録スタジオに、次は宮本がいないJuice=Juiceで来るのかな』と思うと寂しさもあって...。ただ、これからの(宮本の)ソロ活動という明るい未来があるので、6月までもっともっと充実した時間を過ごせたらなと思いました」
高木「Juice=Juiceにとって宮本佳林ちゃんの存在はとっても大きいですし抜けた後の穴は埋められないので、『Juice=Juiceを新しいかたちにしないといけないな』と思っていて、今はちょっと心配な気持ちがありますね。だからこそ6月までに佳林の良いところをどんどん吸収して、新メンバーも成長している中で、自分たちも慢心せず成長していけたらなという思いが強くなりました」
植村「佳林は唯一の同じ年のメンバーで『いつも近いところに居てくれたんだな』と最近すごく感じるので、残りの時間をとても大事に過ごしたいなと改めて思いました。まあでも、卒業してからもこの関係性は変わらないので、今は『寂しい』というよりも『お互い頑張ろうね』という気持ちですね」
宮本「新メンバーのことをもっと知っていただきたい中で私のことを取り上げてくださって、途中から『申し訳ないな』という気持ちになりました。ただ、(卒業については)『最後だから』『バイバイだから』というのではなく、『私が抜けた後も、私自身もJuice=Juiceのみんなもより良い環境でライブができたらいいね』というだけの話なので。もちろん"卒業"というのは大きなターニングポイントでもありますし、応援してくださっている皆さんにとっても大きなことだと思うので、その気持ちは大事にしつつ私たち自身も成長したいきたいなと思います」
――卒業後の活動については?
宮本「引退はしないので、そこまでガラッと変わらないんじゃないかな。卒業するにあたってこれからの人生についても考えまして、『自分の中のライフスタイルも究めていきたいな』という思いから、DIYで家具や椅子とかを作って住環境を充実させていきつつ、ライブや歌と両立していきたいなという感じです」
高木「元々、『DIYやりたい』なんて聞いたことがなかったので最初に聞いた時には『え?DIY!?』って思ったんですけど(笑)。ソロ活動に関しては以前から佳林がやりたいって言っていたことなので、『それは、本人にとってもファンの皆さんにとってもいいことだな』って思いました。『DIY一本にする』って言っていたら止めたかもしれないですけど(笑)、やりたいことをやるみたいなので、楽しんでやってほしいなって思います」
――宮本さんとの1番の思い出を教えてください。
高木「佳林とはハロプロエッグの時から一緒にいるんですけど、Juice=Juiceが結成される時に『これから先も佳林とずっと一緒なんだ』って思って、それがすごく"不思議な縁"というか心にビビッと来たのを覚えています」
金澤「最近、植村、宮本とお泊り会をしたんですよ。初期の頃はあまりそういう機会もなかったし、宮本は誘っても来てくれないタイプなので。でも、最近はフットワークが軽くなってメンバーとの絆も深まってきたのかなって(笑)。今後もそういう機会があったらいいなって思いますね」
宮本「成人するまではお母さんが厳しかったというのもありますし、断っているつもりもなかったんですけど、断っているオーラを出しちゃってたんでしょうね(笑)」
植村「佳林ちゃんって誰に対しても穏やかな空気感を持っているので、けんかすることなんてほとんどなかったんですけど、けっこう激しいけんかをしたことです(笑)。今ではすごい笑い話なんですけど、『あの時に衝突しておいてよかったな』って思います」
宮本「盛り上がり過ぎちゃって、みんなが仲裁に入ってくれたんだよね(笑)」
――収録ではメンバーが選んだ宮本さんのベストステージを紹介されていましたが、皆さんそれぞれが思い出に残っているステージを教えてください!
宮本「金澤朋子ちゃんが『GIRLS BE AMBITIOUS』で自分のパートを忘れた時があったんですよ。その時に、みんなが(金澤のパートを歌うのを)立候補し合ったのがすごく楽しかったです」
金澤「私、けっこうハプニングに弱いんですよ(泣)。1回抜けちゃうともう戻ってこれなくて...。自分の歌う位置まで行ってはみたんですけど、全然出てきませんでした(苦笑)。メンバーのフォローに助けられました」
高木「私は、日本武道館での『FULL CHORUS ~音楽は、フルコーラス~』です。生バンドで歌わせていただいたのですが、そのバンドメンバーの中にコブクロさんのバンドメンバーのラムジーさん(坂井"Lumbsy"秀彰)がいらっしゃって!ライブではいつもと違う緊張感の中で歌ったのを覚えています。歌い終わった後に客席に手を振っていたら、ラムジーさんが私に向かって拍手をしてくださっていて、もう天にも昇る気持ちでした!!」
金澤「私は今年の1月に人生で初めてソロライブをやらせていただいたのですが、その千秋楽の公演で最後にあいさつをして一礼して頭を上げた瞬間に、客席の皆さんがスタンディングオベーションで拍手をしてくださっていて、その景色を見た瞬間に涙が止まらなくなってしまって。私が皆さんの気持ちを動かせたらなという気持ちでやっていたのに、最後の最後に皆さんからそんなお土産をもらってしまって...。すごくうれしかったですし、またソロライブをやらせていただくことが決まっているので、そこでは皆さんに私から何かお伝えできればと思います」
植村「『ハロプロ プレミアム Juice=Juice CONCERT TOUR 2019 〜JuiceFull!!!!!!!〜 FINAL 宮崎由加卒業スペシャル』で『続いていくSTORY』を歌っている時に、2人(宮崎と植村)とも感極まっていて、目を合わせると泣いてしまうから目を合わせようか迷ったんです。でも、『本番では泣かない』と決めていたので、2人で目を合わせてこみ上げる感情をグッと抑えて歌い切ったのがすごく思い出深いですね」
――歌収録では、宮本さんが選んだ「『ひとりで生きられそう』って それってねえ、褒めているの?」を披露されましたが?
宮本「この楽曲はオリジナルバーションとニューボーカルバージョンの2つがありまして、今回はオリジナルバージョンを披露させていただきました。立ち位置も歌割もガラッと違うので、メンバーも『どっちだっけ?』ってなっていたりもしたのですが、そんな中で楽しんで歌うことができたのでよかったです」
――「『ひとりで生きられそう』って それってねえ、褒めているの?」は隠した弱さに気付いてほしい女心を歌っていますが、皆さんの"弱いところ"は?
植村「私は朝が弱いです。アラームをかけて起きているんですけど、朝の調子でその日の調子が決まったりするので、すっきりと起きたいんですよね」
宮本「私は脇腹ですね(照)。くすぐられるとくすぐったくて、すっごい大声を出しちゃうんですよ」
金澤「私は突然の変化に対する対応ができなくて...。例えば、メンバーの急な体調不良でのカバーだったり、そういう時の臨機応変さがあまりないタイプなんです。だから、そういうことが最初からできている新メンバーの松永里愛ちゃんとか、後輩の背中を見て勉強させてもらっているところがありますね」
高木「私は暑さに弱くて、すっごく暑がりなんですよ。ライブの時とかも顔はクールに決めていても体はすっごく暑くて夏は特にヘトヘトになりながらやっているので、大目に見てもらえたらなって(笑)」
――最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします!
金澤「Juice=Juiceはこれまでもいろいろ体制を変化させつつ進化できるように頑張ってきたグループなのですが、今回は宮本佳林ちゃんの卒業を控えた状態での番組出演ということで、佳林のベストステージの映像を見ながら振り返ることができて、自分たちもいろいろな思い出がよみがえってきてとても貴重な経験をさせていただきました。また、楽曲もありがたいことに2曲も歌わせていただきました。新曲とこれまで何度も歌ってきた歌い慣れた曲という組み合わせは差があって面白いかなと思うので、2曲とも楽しんで見ていただけたらうれしいです」
文=原田健 撮影=中川容邦
放送情報
新世紀ミュージック
放送日時:2020年3月30日(月)22:00~
チャンネル:BSスカパー!
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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