百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れにによるガールズユニット・ももいろクローバーZ。2008年5月17日に結成(結成当時のユニット名は"ももいろクローバー")し、2009年8月にシングル「ももいろパンチ」でCDデビュー。2010年5月5日にシングル「行くぜっ! 怪盗少女」でメジャーデビューし、今年で活動13年目を迎えている。
"ももクロ"の魅力を語る上で欠かせないのが"ライブ"。アクロバティックな振り付けを含むダンスなど全力のパフォーマンスは彼女たちの大きな武器となり、日本武道館をはじめ、日産スタジアム、国立競技場、東京ドームといった会場でのライブを実現させてきた。
夏のライブも、初期の頃から行ってきているが、2017年からはスポーツの祭典を意識したライブを行い、昨年は8月3日・4日の2日間にわたって埼玉・メットライフドームで「MomocloMania2019 -ROAD TO 2020- 史上最大のプレ開会式」を開催。1年後に控えたスポーツの祭典"東京オリンピック&パラリンピック"に向けて勢いをつける"プレ開会式"ということで、217人のチアリーダー、38人のマーチングバンド、47人の日本舞踊グループ「花柳糸之社中」のメンバーらもオープニングからステージに登場し、にぎやかで華やかなスタートを切った。同年5月に発売した5thアルバム『MOMOIRO CLOVER Z』のオープニング曲で、歌詞もショーの開幕にふさわしい「ロードショー」からライブが始まり、一気にテンションを上げる。「何時だって挑戦者」の際にはホースで客席に大量の水をまくなど、夏らしい演出も見られた。
代表曲の「行くぜっ! 怪盗少女 -ZZ ver.-」や「走れ! -ZZ ver.-」、夏満開の「ココ☆ナツ」「ワニとシャンプー」のほか「The Diamond Four」「GODSPEED」「あんた飛ばしすぎ!!」「リバイバル」といった最新アルバムに収録されている曲もたっぷりと披露され、まさしく最新のももクロが楽しめるライブとなった。最新といえば、中盤で披露された「Nightmare Before Catharsis」は夏ライブのテーマソングとして初めて制作された楽曲で、本番当日、8月3日に日付が変わった瞬間に配信された、でき立てホヤホヤの新曲。力強いボーカルとサウンドが士気を高め、会場をさらに熱くしたのも印象深い。
MomocloManiaは"音楽とスポーツの融合"をテーマにしているということもあり、谷川真理や重友梨佐らが参加した女子ハーフマラソンもライブと並行して行われたほか、プロレス界のレジェンド"ザ・グレート・ムタ"が登場するなど、異ジャンルを融合させたエンターテインメントショーとしても見どころの多いステージとなった。
そんな、2日間で6万6130人を動員した大型ライブ「MomocloMania 2019 -ROAD TO 2020- 史上最大のプレ開会式」の模様が7月5日(日)にMUSIC ON! TV(エムオン!)で放送される。ももクロは「がんばれ!ニッポン!全員団結プロジェクト」のスペシャル応援団員に選出されており、聖火ランナーを務めることも発表されている。残念ながら今夏開催予定の東京オリンピック&パラリンピックは2021年に持ち越しとなったが、ももクロのライブを見て、モチベーションを高めてもらいたい。
文=田中隆信
放送情報
M-ON! LIVE ももいろクローバーZ
「MomocloMania2019 -ROAD TO 2020- 史上最大のプレ開会式」
放送日時:2020年7月5日(日)17:30~
チャンネル:MUSIC ON! TV(エムオン!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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