山田菜々のバラエティでは見られない女優としての大いなる実力

NMB48卒業後、タレントとして活動している山田菜々。NMB48在籍時からさまざまな場所で活躍している山田が女優としての実力を見せてくれる作品が、舞台「新 陽だまりの樹」だ。4月3日より東京、福岡、熊本、大阪、名古屋の5都市で上演される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を予防するため全公演中止となってしまった幻の舞台で、無観客で収録された模様が8月22日(土)に日テレプラスで放送される。

手塚治虫の「陽だまりの樹」を原作にしたこの作品は、幕末期という動乱の時代を舞台に上川隆也演じる侍・伊武谷万二郎の生きざまを中心に、さまざまな人の深い人間愛を描いた物語。山田は万二郎に思いを寄せられる寺の娘・おせきを熱演する。

山田といえば、2010年に大阪・難波を拠点として活動をスタートさせた「NMB48」の1期生として、山本彩らとともにグループの発展に貢献。その功績から、NMB48チームMのキャプテンを務めながらSKE48チームKIIを兼任するなど、多くのメンバーから厚い信頼を寄せられていた。2015年にグループを卒業してからはタレントとして、映画やドラマ、舞台、バラエティと多くの分野で活躍。中でも、トーク力が抜群で、女優というよりもバラエティタレントのイメージが強い。

しかし同舞台では、上川や風間杜夫、中村梅雀、葛山信吾、緒月遠麻といったそうそうたる出演者と肩を並べて見事な演技を披露。山田演じるおせきは、簡単に命が失われていく荒れた世を憂う心優しき人物で、物語の前半部分において真面目で融通の利かない人柄である万二郎の恋愛下手さを引き出す役どころ。

おせきを前に緊張する万二郎のぎくしゃくとした話しぶりは観ていてつい噴き出してしまうコミカルなシーンなのだが、山田はそんな万二郎のかわいらしいコミカルさを自然に引き出すような存在としておせきを作り上げ、"侍として強い万二郎"と"恋愛下手な万二郎"のギャップを埋める効果を生み出している。もちろん上川の演技力によるものが大きいのだが、山田が作り上げたおせき像がより一層、万二郎の人間臭さに色合いを加えている。

そうそうたる出演者たちが織り成す手塚治虫の描いた人間愛に浸りながら、バラエティでは見られない山田の女優としての力量を感じてみてほしい。

文=原田健

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放送情報

舞台「新 陽だまりの樹」
放送日時:2020年8月22日(土)13:10~
チャンネル:日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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