生粋のドラ女、SKE48・日高優月が選ぶ中日ドラゴンズ 歴代ベストナイン

名古屋・栄を拠点に活動するSKE48のメンバー、日高優月は、中日ドラゴンズファンには有名な存在だ。物心ついた頃にはドラゴンズファンだったといい、現在も毎試合チェックを欠かさない。その熱い思いはどのように育まれていったのか?のめり込むきっかけとなった選手やドラゴンズ関連の仕事の裏側まで、たっぷりと語ってもらった。

■物心ついた頃にはドラゴンズファン!父から受けた英才教育

日高は愛知県出身で、お父様は大のドラゴンズファン。その影響は大きく、気がついた頃にはドラゴンズファンだったという。「優月の好きなチームは青い帽子を被っている、ドラゴンズってチームなんだよ」と教え込まれ、気がついた頃にはナゴヤドームデビューも果たしていた。

「あまりにも小さい頃だったので、同じような青い帽子だったから、西武ライオンズと区別がついていなかったんです(笑)。だから、小さい頃はライオンズも応援しちゃってました」と可愛いエピソードも。

もっとも、家族全員がドラゴンズファンというわけではないようだ。「母と兄が巨人ファンなんです。だから父は寂しくて、なおさら優月をドラゴンズファンにしたかったようなんです」。

家族で試合観戦に出かけることも多いというが、中日対巨人戦となると大変だ。一塁側、三塁側に2人ずつ分かれて座り、帰りに合流するのだが、負けた方はテンションが下がってしまう。

「巨人が負けたら大変ですよ、母が作ってくれる夕食が普段より質素になってしまうから(笑)。ドラゴンズに勝って欲しいけど、巨人に負けて欲しくないという...ドラゴンズが勝つと、父は機嫌がいいので『ラーメンでも食べて帰ろうか?』と言ってくれるんですけれど」。

そんな野球好き一家とあり、遠征に行く時も家族一緒。決まって東京ドームで見ることが多かったという。

■大好きな川上憲伸と一緒に「退団」?!

そんな日高が最初に好きになった選手は、川上憲伸投手だという。1998年にドラゴンズに入団し、最多勝利を2度獲得、2004年には沢村賞を受賞したエース投手だ。「私にとっての絶対的エースは憲伸さんなので、先発する試合は大体見ていました。ガッツポーズがかっこよすぎて、小さいながらに惚れ込んでいましたね」。

川上投手は2009年にアトランタ・ブレーブスへ移籍。それに伴い、日高も一度はファン活動からフェードアウトしたのだとか。川上投手への思いが強すぎたようで、「(川上)憲伸さんがいないドラゴンズなんて...って思って、一緒に私も"退団"しちゃったんですよ」。

その後、川上投手が2012年にドラゴンズに復帰すると、再びナゴヤドームにも通うようになった。「私はちょうどその年の10月にSKE48に加入して、自分のキャラクターに悩んでいたんです。無理なくできることを考えたら、野球しかなかった。チームメンバーにも野球好きはいたけど、絶対的な人はいなかったので。野球ファンの枠を狙おう、と思ったんです」。

しかし、好きなだけでは熱狂的なファンとして認知されるのは難しい。そこで日高は野球ものまねを始め、SKE48のモバイルサイトで動画を配信した。森野将彦氏(元中日)の豪快スイングから、「ルナ選手の移籍にショックを受ける中日・大野選手」など細かすぎるものまねまでレパートリーも幅広く、その完成度の高さは多くの人の目に留まるところとなった。

■始球式では聖地のマウンドにド緊張!"コーチ陣"は豪華な顔ぶれ

そんな日高の"ドラ女(ドラじょ)"ぶりは広く知られるところとなり、これまで3度、ナゴヤドームで始球式に登場している。「やっぱり聖地なので緊張します!マウンドの高さや、キャッチャーまでの18.44メートルの長さを体感して『こんなに遠いのに、選手は軽々と投げてしまうんだ』と圧倒されちゃって...」。毎回そんな具合に頭が真っ白になってしまうといい、一度もうまく投げられたことがないと後悔を口にする。

ただ、その登板の"コーチ"は豪華な面々ばかり。「OBの山﨑武司さんからは、緊張は絶対してしまうから、ボールを放すポイントだけ忘れないようにと教えてもらいました。堂上剛裕さん(現・中日球団職員)にも教えていただいたのですが、ボールの回転数がどうとか、素人には難しくて...」と、かなりハイレベルな指導も受けた。

さらには東海ラジオの野球番組「ドラゴンズステーション」に月曜レギュラーとして出演。6月には個人でYouTubeチャンネル「ドラ女ゆづきのスクイズTV」を開設し、さまざまなドラゴンズ情報の発信や必勝祈願の滝行など、ファン代表としても活動の場を広げている。

■生まれながらのドラ女が選ぶ中日・歴代ベストナインは最強打線に!

まさに生粋のドラ女、長年チームを見続けてきた日高さんに、ドラゴンズの歴代ベストナインを選んでもらった。すると、新旧揃った最強打線が組み上がった。

1(二)荒木雅博
2(遊)井端弘和
3(右)福留孝介
4(一)タイロン・ウッズ
5(三)高橋周平
6(左)和田一浩
7(中)大島洋平
8(捕)谷繁元信
9(投)川上憲伸

「荒木さん、井端さんの"アライバ"コンビは固いじゃないですか。それに強肩強打の福留さん、一発を期待できる和田さん。4番はビシエドと悩みましたが、ウッズは頼りになるし、応援歌が好きだから選びました(笑)」。

日高がファンになったばかりの頃の落合博満監督時代(2004〜11年)のメンバーに加え、現在チームの精神的主軸となり活躍する高橋周平内野手などもオーダーに並んだ。

「捕手は谷繁さん。エースを操れるのは谷繁さんしかいません!本当は"推しメン"の郡司裕也選手を入れたかったけれど、まだ若手だし、ひいき目が入りすぎているかな?と思って止めておきました」と本音もポロリ。しかし「その日も遠くはないと思います!」と力を込めた。

後編では、そんな"推しメン"郡司捕手との出会いや、有望株がひしめくファームの期待の選手について語る。

取材・文=臼井杏奈、撮影=竹中玲央奈

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