4月19日、「Special Thanks to WIZ*ONE」というメッセージと共に、リーダーのクォン・ウンビが作詞作曲した「平行宇宙(原題)」のスペシャル映像を公開したIZ*ONE(アイズワン)。最後のオンラインコンサート「ONE, THE STORY」で初披露された同曲にのせ、WIZ*ONE(ファン)への感謝や涙を流しながらコンサートを締めくくるメンバーの様子が映し出されたこの映像は、「とにかく泣ける...」と大反響。再結成を望むファンの声も絶えない中で、IZ*ONEは活動終了の日を迎えた。
グローバルアイドルへと成長を遂げた12人のメンバーたちの「今後」にも多くの関心が寄せられているが、中でも凄まじい人気ぶりだった宮脇咲良の動向は、日韓でも特に注目の的だ。Mnetで5月12日(水)から放送される「みんなのキッチン」など、日本人メンバーの中でも唯一単独でレギュラー番組を持っていた宮脇だが、番組を通じて明らかになった宮脇の才能の数々は挙げればキリがない。
まだ韓国語が不慣れな中で挑んだ当時は、なんと韓国の大物タレントであるカン・ホドンと友だちになることに成功。2人の腕を交差させながら"(サ)クラ、(ホ)ドン、クロス"と掛け声を発する定番ポーズも誕生し、初回ながらしっかりと爪痕を残して見せた。またホドンが宮脇に行う突然の韓国語発音レッスンも毎回の見どころに。「トットッケ(賢い)」や「アムニョクソッ(圧力鍋)」など難しい発音の単語を細かに仕込まれたおかげか、番組の回を重ねるごとに宮脇の韓国語学力はグングンと上昇していった。
ある時は、以前ボーカルトレーナーとして宮脇を指導したFTISLANDのイ・ホンギと再共演。ホンギは練習生だった時の宮脇の印象について、「(宮脇が)日本で人気が高いアイドルなのは、それなりの理由があるんだと、他のトレーナーたちに話しました。日本での経験があるし、練習の時とは違い、実戦で輝くだろうと。ステージでどんな魅力を見せられるのかというのは練習をたくさんしたからできるものではなく、経験なんです」と熱弁。韓国でも世界でも輝ける素質を持った宮脇に太鼓判を押す一幕も見受けられた。
また、宮脇がかねてからファンだと明かすRed Velvetのウェンディと共演した回では、ホドンらの要望をきっかけにRed Velvetのサマーソング「Red Flavor」や「Bad Boy」でダンス共演を果たしたことも。憧れのスターを前に緊張必至の局面にも関わらず、求められたら必ず応えるバラエティの掟を忠実に守った宮脇。その度胸からは大物の器を感じさせた。
この他にも多彩なゲストやレギュラー陣と共演する中で、宮脇は韓国語もコミュニケーション能力もレベルアップさせ、かつ自分の個性を開花させてきた。IZ*ONE活動終了直後である今は寂しさばかりが先に立つが、多彩な才能を持つ彼女だからこそ、次なる選択を尊重し、再びその姿が見られる日を何よりも楽しみに待ちたい。
文=津金美雪
放送情報
みんなのキッチン
放送日時:2021年5月12日(水)18:30~
※毎週(水)18:30~
チャンネル:Mnet
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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