「おかえりモネ」での演技も話題に!永瀬廉が主演映画『弱虫ペダル』で見せた役作りへの熱量

NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でヒロインの同級生であり、漁師の及川亮を演じる永瀬廉(King & Prince)。俳優としても大活躍中の永瀬が、思わぬことから自転車競技部に入部する主人公を演じたのが主演映画2作目となる『弱虫ペダル』だ。

永瀬廉が主人公の小野田坂道を演じる映画『弱虫ペダル』
永瀬廉が主人公の小野田坂道を演じる映画『弱虫ペダル』

原作は渡辺航による大ヒット漫画で、アニメも大人気の本作。実写版では永瀬が黒髪に前髪パッツン、銀縁の丸メガネをかけた小野田坂道役に挑み、第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。自転車競技部の仲間のために全力で、限界を超えていくひたむきさに誰もがエールを送りたくなる主人公・坂道を演じた永瀬の演技を振り返る。

■アニソンを歌いながら自転車を漕ぐシーンがかわいすぎる

お守りだらけのリュックを背負い、アニソンを歌いながらママチャリで桜満開の道を走っていくオープニングから、小野田坂道は楽しそうだ。入学したのは千葉県立総北高等学校。「中学では友達作れなかったけど、高校ではアニ研に入って思いっきり語り合うんだ!」とはりきっていたものの、部員がいなくて休部の張り紙に肩を落とす。そんな坂道に声をかけたのが自転車競技部のマネージャー・寒咲幹で、ママチャリで千葉から片道40キロ以上ある秋葉原まで行くという坂道の話を聞いてビックリ。

同級生の今泉俊輔(伊藤健太郎)は「この坂をママチャリで?」とそのスピードに驚き、「オイ、メガネ!」と坂道に自転車勝負を仕掛ける。今泉はきつい坂も笑顔でペダルを漕いで走っていく坂道に「何なんだ、コイツ」と怪訝そうな視線を向ける。その後、坂道は流れで自転車競技部に入部することになる。いつでも必死で一途な坂道を永瀬廉が好演している。アドレナリン全開の笑顔と、瞳孔を開いた目で突っ走る姿が最高だ。

■過酷なレースを走る役に全力投球でチャレンジ

主人公同様、永瀬自身もロードレースに挑戦するのは初めてで、クランクイン前から河川敷を走るなど自転車の練習を重ね、過酷な撮影に挑んでいたという。

映画の半分以上はレースシーンなのだが、坂道と仲間たちとの友情も丁寧に描かれている。秋葉原で「お前のチャリか?」とママチャリのサドルポジションを褒められ、その後、一緒にレースを走ることになる"浪速のスピードマン"鳴子章吉(坂東龍汰)や、鳴子のライバル的存在であり、"仲間の役に立ちたい"という一心で楽しんで走る坂道の姿に心を動かされる今泉、そして、坂道のピンチを心配しながらも励ます寒咲。最初は坂道のことを"あいつ、大丈夫か?"という目で見ていた部長や先輩たちの心境も変化していく。永瀬自身の役作りへの真剣さが、熱量マックスでクレイジーとかわいさの間を行き来する坂道のキャラクターに繋がったのかもしれない。

文=山本弘子

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放送情報

弱虫ペダル
放送日時:10月17日(日)18:45~ほか
チャンネル:日本映画専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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