アンジュルム・為永幸音の憑依型パフォーマンスを支えたファンの声

アンジュルム・為永幸音が、8月16日に放送されたHello! Project presents「ソロフェス！２」でMIP(Most Impressive Performer)に輝いた。

同イベントは、モーニング娘。'21、アンジュルム、Juice＝Juice、つばきファクトリー、BEYOOOOONDSのメンバー51人が、冠番組を懸けて渾身のソロパフォーマンスで競うもので、昨年に続き2回目の開催。最優秀賞となるMVPにはモーニング娘。'21・野中美希が選ばれた。また、為永が受賞したMIPは今回から新設されたもので、最も印象に残ったパフォーマンスを披露したメンバーを、審査員のまこと、鈴木愛理、矢島舞美、高橋愛、DJ KOO、ヤバイTシャツ屋さん・しばたありぼぼと視聴者投票によって決定した。10月22日(金)にHello! Project presents「ソロフェス！２」MIPコメンタリーがBSスカパー！で放送される。

今回、為永にインタビューを行い、MIPに輝いた感想やパフォーマンス楽曲の選曲理由、今後の展望などについて語ってもらった。

――MIP受賞おめでとうございます！選ばれた感想は？

「ありがとうございます！でも、正直受賞すると思っていなかったので、(MIP発表時に)矢島さんから名前を呼ばれた時は本当にびっくりしました。受賞させていただいたことで東京・原宿の竹下通りに大きい看板を出していただいたのですが、すっごくうれしくて何回も見に行きました！一方で、『評価していただいた"表現"を、よりパフォーマンスに生かしていかないと』というプレッシャーも感じています」

――看板は何回も見に行くくらいうれしかったのですね(笑)

「そうなんです(笑)。1回目に見に行った時は雨だったので写真が撮れず、2回目はめちゃめちゃ晴れていたのでかわいい格好をして写真を撮りました。全部で何回見に行ったか覚えていないのですが、最後は掲載終了直前にも見に行きました。恥ずかしいんですけど、原宿にでっかく看板を飾ってもらえることなんてないので、目に焼き付けておこうと思って...(赤面)。たくさんの方が見てくださっているのを見て、すごくうれしかったです」

――パフォーマンス楽曲としてメロン記念日の「This is 運命」を選んだ理由は？

「すごく歌詞に入り込みやすく、自分の中で世界観をイメージしやすかったんです。歌詞とメロディーを聞いただけで描かれている女の子の人物像がパッと浮かんだので、『自分が歌ってこのイメージを再現できるように挑戦してみたいな』って思ったのがきっかけでした。また、元々この曲はお客さんを煽ったりして、お客さんも参加してもらって一緒に盛り上がるような曲なのですが、無観客の中でソロでパフォーマンスをすることで、これまでとは違った世界観を表現できるかもしれないなと思い、『ファンの皆さんも見たことのないこの曲のパフォーマンスを披露したい』という思いがありました」

――視聴者投票のコメントでは、憑依型のパフォーマンスを絶賛する声が多く寄せられたようです。

「ブログのコメントでもたくさんの方が感想を送ってくださったのですが、みなさん揃って褒め言葉として『怖かった』と(笑)。今まで『怖い』って言われたことがなかったので、『"怖い"って褒め言葉になるんだ』という新鮮さがありました」

――"憑依型"と称されることについては？

「自分ではあまりよく分からないのですが、自分がやりたいことを表現した結果として褒めていただけることはすごくうれしいです。そんな中で、『ちゃんと伝わったんだな』と実感できたことが何よりうれしかったですね」

――ファンの皆さんの評価とそれがMIPというかたちとなって表れたというのはご自身の自信につながったのでは？

「本当にそうなんです！デビューして1年目なのでダンスと歌に関してはスキルも粗削りで、まだまだこれからなので自信はないのですが、表現ということに関しては『デビュー1年目でもこういう表現ができるんだぞ』というのを見せることができて、MIPという評価をいただけて、『自分はこういう表現を武器にしてこれからパフォーマンスしていっていいんだな』という自信につながりました」

――今後の意気込みとファンの方へメッセージをお願いします。

「皆さんの投票あってこそのMIPだと思うので、まずは投票してくださった皆さん、本当にありがとうございました。私のこの"表現"というのは、皆さんが普段ブログのコメントなどで『幸音ちゃんが表現するパフォーマンスが好きだよ』とたくさん言ってくださっていたからこそ、今回のパフォーマンスにつながったと思うので、私のモチベーションを支えてくださってありがとうございます！今後はこの"表現"をもっともっと磨いて、特技がなくても個性を出せるということを広めていけたらいいなと思います」