デビュー5周年を迎えた超特急初の日本武道館公演

ダンサーのカイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、ユースケと、ボーカルのコーイチ、タカシの7人からなる、メインダンサー&バックボーカルグループ、超特急。2011年の結成以来、着々とファンを増やし、これまでに発売したアルバムとシングル13作はすべてオリコンウィークリーチャートTOP10入り。さらに、ライブチケットは即ソールドアウトという人気で、今年4~8月にかけて行われた全国ホールライブツアー『Trans NIPPON Express』も、全国21都市23公演という超特急史上最大規模だったにもかかわらず、すべての公演が完売した。そんな勢いに乗る彼らが、『Trans NIPPON Express』の追加公演として6月14日に初の日本武道館公演を実施。CDデビュー5周年という記念すべき年に実現する武道館公演を一目見ようと、1万2千人のファンが全国から詰めかけた。

演出からセットリストまで、武道館公演仕様のスペシャルライブ

記念すべき初の日本武道館公演は、終始驚きの連続だった。まずは、オープニング映像が終わり、ステージに注目する観客が目にしたのは、リフターに乗り7mの高さに浮かぶメンバーの姿。カイの「武道館行くぞ!」という声を合図に、『One / O Signal』から公演の幕は開けた。

リフターが下がるとメンバーはステージに飛び出し、彼らの特徴でもある「ダサかっこいい」を象徴する「白目感電ダンス」が見どころの『Believe欠けるBelieve』や曲中に自己紹介が組み込まれている『Superstar』など、次々とアップチューンを繰り出していく。なかでも圧巻だったのが、全22曲、トータル30分にも及んだ超ロングメドレー。キレのあるダンスはもちろんのこと、趣向を凝らしたメンバーごとのソロパート、思わず笑いが出てしまうコメディタッチの寸劇(!?)など、花道の先に設けられたセンターステージも含めて、あちこちからメンバーが入れ替わり立ち替わり登場する展開に、観客の目は釘付けになった。

終盤になってもその勢いは止まらず、観客の大合唱も印象的な『Burn!』のほか、1万人超のクラップが響いた『Clap Our Hands!』、今ツアーのテーマソングでもある『gr8est journey』といった楽曲で会場が一体となり、本編のフィナーレを迎えた。続くアンコールでは、この日が初披露となった『PAPAPAPA JUMPERS』など全3曲を披露。最後まで超特急らしさ満載を詰め込んだライブで観客を魅了した。

今冬にはアリーナツアーも開催決定した超特急の人気の秘密

客席には若い世代のファンのみならず、母娘とおぼしき親子連れも数多く見受けられた今回の公演。その手にはメンバーカラーのサイリウムが握られ、誰もが楽しそうに笑顔を浮かべている。

彼らがこれほどまでに幅広い年代のファンを惹き付ける秘密は何なのだろうか。それは、超特急の醍醐味であるダンスパフォーマンスを中心とした、類い稀なグループ編成ならではの迫力に加え、演出やトークを通して伝わってくるファンを楽しませようとするサービス精神、「白目感電ダンス」に代表されるような遊び心でもって、ただかっこいいだけではない親しみやすさなどにあることが、今回のライブを通してよくわかった。

日本のアーティストの多くが目指す聖地・日本武道館。もちろん彼らも目標の一つとして掲げていたが、それと同時に、当日のステージ上ではメンバーを代表し、リョウガがこんなことも口にした。

「(この武道館公演は)SUPERと名の付く通り、最高の通過点になったと確信しています」

そして、その言葉を証明するかのように、彼らは今年年末から来年年始にかけて4都市を回るアリーナツアー『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 the end for beginning』を行うことが決定! 今後ますますスピードを上げて前進していく「超特急」に乗り遅れないためにも、まずは今回の番組で彼らの魅力に触れてみよう。

Writer:片貝久美子

※この記事はヨムミル!ONLINEの転載になります。

この記事の全ての画像を見る

放送情報

超特急 Super Trans NIPPON Express

放送日時:2017年10月15日(日)04:00~

チャンネル:日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

関連記事

記事の画像

関連人物