WANIMAがライブ、そして故郷熊本への熱い思いを語る！

昨年末、「第68回NHK紅白歌合戦」（NHK総合ほか）に初出場を果たし、1月にリリースしたメジャー1stフルアルバム「Everybody!!」がウィークリーのオリコンランキング初登場1位をはじめ計6冠を獲得するなど、今最も勢いのある3人組ロックバンド・WANIMA。そんな彼らが4月22日（日）に千葉・幕張メッセで開催した「WANIMA Everybody!! Tour」の模様が、5月26日（土）にBSスカパー！で放送される。その楽曲と同じく、圧倒的なライブパフォーマンスでも人気を博してきた彼らにライブ、そして故郷の熊本への思いを語ってもらった。

今回のツアー「WANIMA Everybody!! Tour」のテーマなどを教えてください。

KENTA「たくさんの人に僕らの音楽を届けたいということで、アリーナでのライブをしたいなって思いました。でも、お客さんが2、3人のときからライブハウスでライブをずっとやってきて、今でもライブハウスが好きなので、アリーナ＆ライブハウスという形で回っています。アリーナって会場が広いじゃないですか。『お客さんに近づきたい！近づきたい！近づきたい！』ってスタッフさんにお願いして、センターステージで演奏できることになりました。スタンディングですし、センターステージでもあるので、アリーナなんですけど、お客さんとの距離がすごく近く感じました」

昨年末に「NHK紅白歌合戦」に出場しましたが、それによってライブに来るお客さんに変化はありましたか？

FUJI「以前から、お年を召した方からちっちゃい子まで来てくれていたんですけど、より多くの人が来てくれるようになったという実感はあります」

KENTA「紅白に出るとギャラが上がるっていう話を昔聞いたことがあるんですけど」

FUJI「それは今のところ、ないですね（笑）」

ツアータイトルにもなっている最新アルバム『Everybody!!』はライブも意識して作られたりしましたか？

KENTA「そうですね。僕たち、プロデューサーを入れずに3人で作っているんですけど、『ここでコール＆レスポンスがあったらいいね』とか、3人で話し合って、ライブも意識して作りました」

3月の大阪公演で披露した新曲「りんどう」が好評ですが、この曲が生まれた経緯は？

KENTA「いつも僕らが伝えたいこと、届けたいことを歌っています。りんどうは熊本県の県花なんですけど、熊本地震がありましたし、WANIMAは熊本出身なので、歌い継いで行ってもらえる曲があればいいなと思って作りました」

それだけ熊本への想いは強いということですね。

KENTA「僕とKO-SHINは熊本の天草出身なんですが、この曲を聞くと天草の景色が浮かびます。住んでいたときは『早くここから抜け出したい』と思っていましたが、実際に東京に来てみたら、熊本の田舎の景色が僕らの背中を押してくれているのを感じましたし、すごく影響を受けています。すごく熊本に支えられているなって感じますね。FUJI君はどう思っているのか知らないですけど（笑）」

FUJI「僕も熊本なんですけど、市内なんです。18年間熊本市に住んでいましたけど、天草に行ったのは2、3回くらいかな？（笑）」

KENTA「でも、天草の親善大使やし」

FUJI「そうなんですよ（笑）」

ライブの会場も大きい所が増えましたが、ライブでの聞かせ方や見せ方などに変化はありましたか？

FUJI「昔は『ウワー！』って勢いで行っていたときもありましたけど、それだけだと後ろの方のお客さんに届かなかったりするんです、思いが。なので、WANIMAのスタッフの方とみんなで『今日は届いていましたか？』って話し合ったりして、徐々に変わって行った感じはします」

KO-SHIN「うん。一番後ろの方に、肉眼でははっきりと見えないかもしれないですけど、しっかりと届けるにはどうしたらいいのか、みんなで寝ずに考えたりしています」

KENTA「お前が一番寝てる（笑）」

最後に、放送でご覧になるファンの方にメッセージをお願いします。

KENTA「見どころは、お客さんみんなが歌うところです。僕よりも歌詞をちゃんと覚えていますし、歌ってる時のお客さんの表情がすごくいいんですよ。僕らもその笑顔が励みになっています」

文＝田中隆信

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