anoがステージ上で音楽活動への思いを語った、渾身の1stツアー

1stツアーで観客を魅了したano
1stツアーで観客を魅了したano

東京・恵比寿LIQUIDROOMでのライブでは、ソロデビュー曲「デリート」からスタート。鬱々とつぶやくようなAメロから、一転して叫ぶように歌うエモーショナルなサビに突入すると、anoは力強く腕を突き上げながら満員のオーディエンスに声を届けた。5曲目、ポップなロックナンバーの新曲「涙くん、今日もおはようっ」では、間奏でanoは「恵比寿!おはよう!」と声をかけて盛り上げる一幕も。

衣装チェンジした後半では、ダンスチューン「スマイルあげない」を皮切りに、「イート・スリープ・エスケープ」や初披露となる「コミュ賞センセーション」といった新曲をパフォーマンス。「コミュ賞センセーション」を歌う前には、「適当なことをペラペラしゃべることはできるんですが、面と向かって本音でコミュニケーションを取るのはすごく苦手で、『ありがとう』というひと言ですら喉が詰まるような気持ちになります。でもだからこそ、ライブでこうやって直接気持ちを共有できるのはうれしいです。やっぱり僕はライブで表現することでしかいろんな気持ちを伝えられないので、これからもライブができたらいいなと思います」と音楽に込めた熱い思いを明かした。そして、終盤には「絶対小悪魔コーデ」「ちゅ、多様性。」という人気曲を熱唱し、「F Wonderful World」でライブは一旦終了。

アンコールでは、「こうやってライブをしてツアーをしてみんなに会いに行けて。これはずっと僕が見てほしかった姿だった。画面の中だけにいるのは苦しかった。もちろんそういうところで伝えられることもあるんだけど」と告白し、「全部1人でやってる気持ちが強くて、本当に孤独に感じちゃってたんだけど、ライブでこうやって『みんながいるんだ』って思えたから、めげなくてよかったなって思います」と心境を語って、自ら作詞作曲した「SWEETSIDE SUICIDE」をアコースティックギターを弾きながら歌唱。曲が終わると「センキューベリベリanoでした!バイバイ!」と挨拶をしてステージを後にした。

テレビでは見られない「あの」のアーティストとしてカッコいい一面を、ライブ映像で見届けるとより、「ano」と「あの」とのギャップが感じられてより好きになることだろう。

文=原田健

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放送情報

<完全版>ano 1st TOUR『トキメキ偏愛・(ハート)復讐ツアー』
放送日時:2023年10月22日(日)12:00~
チャンネル:テレ朝チャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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